フランチェスカ・ダ・リミニ
日本で初演という以下のオペラにご招待頂きました。
県民ホールは私は初めてでした。
初演ということもあり、会場は満席に近い状態でした。
原作はダンテの「神曲」の地獄篇にもとづくダヌンツィオの戯曲。
初演は1914年。
内容は以下の通りです。「フランチェスカ・ダ・リミニ(Francesca da Rimini, 1255年~1285年)は、ラヴェンナ領主グイド・ダ・ポレンタの娘。
フランチェスカ・ダ・ポレンタ(Francesca da Polenta)とも呼ばれる。ダンテダンテの『神曲』地獄篇に登場する人物である。
グイド・ダ・ポレンタは、マラテスタ家との争いを終わらせるため、娘フランチェスカをリミニ領主ジョヴァンニ・マラテスタへ嫁がせることとした。ジョヴァンニは勇猛だが、足が不自由で容姿は醜かった。
グイドは、フランチェスカがジョヴァンニを嫌ったことを知り、ジョヴァンニのハンサムな弟パオロを代理人として結婚式をした。
フランチェスカとパオロは恋に落ち、フランチェスカは結婚式翌日の朝まで、自分が騙されたことに気づかなかった。
ある時、フランチェスカとパオロは、2人でランスロットとグイネヴィア王妃の物語を読んでいるうちに互いに惹かれ合い、不意にパオロはフランチェスカを抱き寄せた。その直後、2人の密会を物陰から盗み見ていたジョヴァンニにより、2人は殺された。」
店主が一番感銘を受けたのはジョヴァンニ役を演じた飯田裕之さん。
容姿は醜く足は萎えているが勇猛であるということで、女性にはあまり好かれないタイプであったのでしょう。
政略結婚であり、ハンサムな弟と結婚出来たと勘違いをさせられた花嫁に同情するところもありますが、弟と妻に裏切られたジョバンニの心の痛みは如何ほどなものかと思って
いたところ、その心の苦しみを飯田さんは見事に表現をされていました。
弟と妻を殺したことの痛みも、その後の人生に影響もしたでしょう。
また、自分の容姿などにも、悩みがあったことであると思います。
それを考えると、この人の人生の意味について深く考えさせれてしまいました。
大変、気の毒な人生であると、涙を禁じ得ませんでした。
また、殺された二人のその後の行方までは描かれてはいなかったのですが、色欲の溺れて地獄行きになったのでしょう。

首都オペラ 第19回公演
R.ザンドナーイ/オペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ」(全4幕・原語上演字幕付)
総監督:永田優美子
指 揮:岩村 力
演 出:三浦安浩
フランチェスカ:斉藤紀子
サマリターナ:背戸裕子
オスタージオ:矢田部一弘
ジョヴァンニ:飯田裕之
パ オ ロ:大間知 覚
マラテスティーノ:大野光彦
ビアンコフィオーレ:下條広野
ガルセンダ:水谷友香
アルティキアーラ:川合ひとみ
アドネッラ:中島貴子
ズマラーグディ:細見涼子
トルド・ベラルデンコ卿:三浦大喜
道 化 師:上田飛鳥
管弦楽団:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
合 唱:首都オペラ合唱団
慶應義塾ワグネル・ソサイエティー男声合唱団OB有志
慶應義塾大学日本女子大学混声合唱団コールメロディオン有志
芸術顧問・照明:奥畑康夫
美 術:鈴木俊朗
衣 装:小野寺佐恵
舞台監督:徳山弘毅
公 演 日 9月5日(日) 開 演 14:00 [13:15開場]
会 場 大ホール
主 催 首都オペラ
共 催 神奈川県民ホール(指定管理者:財団法人神奈川芸術文化財団)

