ライフサウンドチューニングその5
いつもお世話になっています茅ヶ崎のUさんからCORDのQBD74HDへライフサウンドチューニングを行わせていただきました。

このデザインはなかなかユニークです。DAC64マークⅡと比較してみますとノーマル状態では、若い感じの音がしてます。何か新鮮であるのですが、若いですね。
DAC64マークⅡは、大人のサウンドが味わえる感じです。
チューニングを始めると、いろいろ見えてくることがあります。
ノーマル状態でも素晴らしい音楽を聴かせてくれると思いますが、ライフサウンドチューニングを体験している耳には、粗さも感じてしまいます。
デジタルエンジニアはあまり気にしない部分に、音楽再現性に大きくかかわる問題が潜んでいます。
この部分の部分に関してはライフサウンドの仕事になりますね。
卑近な例でいえば1+1=2がデジタルエンジニアであり、これを正確に実現すればよいのかもしれませんが1+1の間にある問題は考えていない感じがしています。
この部分に焦点を当てると、そこには限りない宇宙があります。
この宇宙を探索するようなことがライフサウンドチューニングになります。
さらに少し詳しくご説明すると、基盤を固定する目的を果たしているネジの存在があります。
基盤を固定する目的を果たせば、ネジはまさに正解を出しています。
必要なトルクで基盤を固定。これは正解です。しかし、そのネジの素材によって、基盤にフィードバックが起き、それが音楽再生に影響を与えることもあります。
そこでネジを取り換える方法もあるでしょうが、ライフサウンドチューニングは、ネジを交換しないで
音楽再生に悪影響を与えない状態にしてしまいます。
しかしながら、それだけではありません。ライフサウンドチューニングには、さらに多種にわたり、トータルでライフサウンドの音楽再生基準を満たすチューニングを行います。
また、QBD74HDの外観を眺めてみますと、DAC64マークⅡよりも開口部分が増えております。
これによって失われているものもあります。
これらが、サウンドに影響することも予想されます。

デザイン的にはお洒落ですが、天板の質量が変わっています。さらに、シルバーのリングがサウンドに影響をしていることは明白です。
そこで最終的にはここがサウンドに影響を与えることになるので、Uさんにも、この部分のチューニングに立ち会っていただき、最終的な音決めをさせていただきました。
その結果、若々しい音というのは、このシルバーのリングが影響していたことが明らかになって、チューニングをすることで、Uさんが求めておられるサウンドになっていきました。
そうなるとDAC64マークⅡは旧モデルになっていますが、理に適ったボディを持っていることになります。
QBD74HDがノーマル状態であれば、チューニングされたDAC64マークⅡは、それを超える音楽再生性能を今もって維持していることも判ります。
DAC64マークⅡLSは名器であることは間違いないですね。
QBD74HDも新しい機能や、デジタルケーブルやトランスポートから送信されるデジタル信号を受けとめる幅が少し増えて、扱いやすい利点はあります。
しかし、Uさんのような音楽を求められる方にはライフサウンドチューニングは必須となりますね。

完成したQBD74HD LSの試聴をUさんと行いました。 パソコンから直結で行いました。
ケーブルがノーマルですと、やはりスルーが悪い感じで、音色に艶がありません。
そこで、ケーブルもその場でチューニング。
これによって、音抜けが良くなり、艶も出てきました。
優秀な機器であれば、あるほどに、微妙なチューニングにより、さらに音楽表現が豊かになって
参ります。
デジタル時代といえ、デジタル技術だけでは音楽再生は真の満足が得られないということも
ライフサウンドチューニングは教えてくれます。

