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AVALON-LSその33 幸福な時間5

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竹内まりあ

次にHさんもお気に入りの竹内まりやさんの御登場! 

ライフサウンドにおいても思い出深い竹内まりやさん。

彼女もフィフティーズ。

それだけでも親近感がある。

CDのチューニング「2の段階」からスタート。

最初の曲は「天使のため息」。

昔の録音を現代に合わせて手直しをしたと御主人の山下達郎さんが言われている。

確かにリファインされた感じ。しかし、出だしのオルガンや声が硬い。

そこで直ぐに「3の段階」のチューニングをCDに行う。

全く、表情が変わる。 

自然な方向へ行くことで、演奏している竹内まりやさんの意図が伝わってくる。

これは、これで素晴らしい。しかし贅沢を覚えた耳には物足りない。

Hさんも Mさんも同じ。

「4の段階」であるAVALON-LSによるチューニングをする。

いよいよ最終チューニングによる試聴開始。

いきなりライブとなってしまう。

出だしから違う。声が柔らかい。

空間の広がりも違う。  こうなるとさらに歌に集中が出来る。

竹内まりやというアーティストの魅力が存分に伝わってくるようだ。

彼女の声は、決して強い声とは思えないし、ソプラノ歌手のような美声ではないが、心の底から生み出される想いが、その歌声に反映されている。

それが歌声に多彩な音色を与えているようで、感動を引き起こす。

そう聴き手の魂を揺さぶる。 

この魅力を存分に堪能させて頂けるとは、なんと我々は幸福なリスナーなのであろうか!

次に「駅」を

ディスクが違うので、「2の段階」のチューニング状態からスタート。

すでに、全員が味わってしまっている時間の価値を下げられないので、「4の段階」へ直ぐに行きたくなった。

歌詞に込められたドラマを眼前で見ているようであり、その場面の心の動きが見事に伝わってくる。

中間部でストリングスが盛り上がる部分がある。それもドラマを加速させる。

昔の恋人を駅で見かけた僅かの瞬間に、昔の思い出が凝縮され、それがエネルギーとなるって表現されていることが、ダイレクトに伝わってくる。

Hさんの後ろで店主はこのドラマを観ていたが、Hさんもこのドラマに引き込まれていることが後姿で良く分かる。

曲が終わると、このドラマに参加した緊張感から解放される。

リスナーの心の状態も演奏に影響を与えるが、AVALON-LSによる「4の段階」のチューニングによって、再生側にもリスナー側にも深い感動が生み出されて、音楽を味わう至福の時間の尊さを深く理解出来るようになる。

オーディオ再生において、このような幸福な時間の過ごし方は、そんなに体験出来るものではないであろう。

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