2016年03月06日
RSA-F1へのLSチューニングのご感想を頂きました。
Category: お客様の声
兵庫県にお住いのTさんから今回のLSチューニングのご感想を頂きました。
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こんばんは。LSチューニングの感想、簡単ですが以下の通りです.
全体的に解像度が上がり、情報量が大幅に増えています。回路等を変えずにこれだけの改善は驚異的です。今回の依頼箇所のシンバルの音も分解され良く聴こえますし、ベースの緩さについても、音のエッジを際立たせる鳴り方では無い中、十分に締まり音階も聞き取り易くなっています。何より音の芯の密度が上がり音色がきれいになっています。音の訛りが改善され石油臭かったピアノの音が、一歩も二歩も本物に近づいた感じです。特筆すべきは、ドラム・ベースなどに音の強弱・抑揚・グルーブ感がよく出るようになり躍動感を強く感じます。機械なのに聴いていて楽しくなります。
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ということで、Tさんにご納得いただけたようで嬉しい結果になってくれました。
ノーマル状態では回路設計などは完成度が高い状態であっても、それには機械振動管理に関しては、従来通りの方法では限界があるように思います。
ライフサウンドチューニングの狙いの一つには従来の振動管理では出来なかったことが出来ることで、機器の能力を出来るだけ設計者が狙った能力を発揮させることがあります。
そして、今回頂けたご感想のような結果を出すことが出来ることになります。
それ以外にもライフさうサウンドチューニングには狙いがありますが、それは企業秘密ということでお許しください。
2016年03月03日
RSA-F1へのLSチューニング
兵庫県のお住いのTさんから、RSA-F1へのLSチューニングのご依頼を頂きました。
シンバルやベースの音に対する改善の御希望がおありでした。
ライフサウンドで取り扱いをしている製品ではないのですが、真面目に作られた製品なので、何とか出来ればと店主も思いチューニングをお引き受けしました。
スッキリと仕上げられた内部。このように簡潔に仕上げることが出来るということは、それなりの技術が無ければ難しいことでしょう。
シールド効果を狙った工夫がされています。
トランスもこんな感じでした。
試聴してみると真面目なサウンドでしたが、Tさんが御希望されるお気持ちも理解出来るものでした。 音の抜けがもう一つで、音質が乾いてしまっている感じでした。さらに分離が悪いのも気になりました。しかし、これは足回りの問題でもあると予想がつくものでした。
52か所の内部チューニングポイントをチューニングして、最後はフロントパネルのチューニングをししてみました。
この状態で試聴してみましたが、確かにチューニング以前よりは改善点が増えたのですが、全体として店主としても納得できないものでした。
4時間テストした後に足回りの問題を解決すべく、ベビーとLSエボニーパッドで3点支持にして、再度テストを開始。すると圧倒的に変化がありました。チューニングした意味が確認される結果となりました。
音の抜けや分離が良くなり、さらに潤いのある音質で音楽を楽しむことが出来るようになりました。
付属の足回りではメーカーが謳う程の効果は無いような結果となりました。
店主もこれで納得出来ました。
2016年02月26日
ライフサウンドチューニング(LSチューニング)の前に
Category: ライフサウンドチューニング
TD508MK3に対してLSチューニングのご依頼を頂きました。チューニング作業に入る前にノーマルの状態を確認します。そして、チューニング作業を開始します。
ノーマルとLSチューニングの違いについて、書いておりますが、ここでもう一度書いておくことにします。
ノーマルでも優れたSPであることは間違いないTD508MK3です。音の出方がスプレーで絵を描いた感じな音の出方がします。細かい音の輪郭に耳を向けてみると、線的なラインというよりは粒粒が重なっている感じです。
LSチューニング後は音の輪郭がしっかりと描かれてきます。さらにサウンドステージ全体に深みが出てきます。より立体的であり、リアルにもなります。細かい音も素晴らしい状態になってくるので表現の幅が増えたことなりますね。
これを聴いてしまいますとノーマルの状態では音が軽いと感じでしまうことになります。
素質が素晴らしいTD508MK3だからこそチューニングの結果が素晴らしいことになります。
この違いを知ってしまいますと、ノーマルには戻れません。
2016年01月22日
クレームのその後
先回掲載したクレームについて、その後、Aさんから状況について詳細にご説明いただきました。
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傷は電源ボタンの近くと、その延長上と思われる箇所(スピーカーの柱付け根に向けて)にありました。
しかしこれは光の加減によって浮き出る微かなものです。
店主の仰ることを信頼すれば、元の商品の傷かもしれませんね。
(私の購入する機材は何故かこの類いのトラブルがつきものでして...。)
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ということだそうです。
ドライバーと言う表現には店主も驚いたのですが、どうも詳細を伺うと、この様な状態ということが
分かりました。
光の加減によって浮き出るものは、微妙な傷なのでしょう。
とはいえ、今後はさらに細心の注意を払っていきたいと店主も心を引き締め取り組んで行こうと
決意をした次第です。
2016年01月15日
IN400へライフサウンドチューニング
野田にお住いのTさんから御注文を頂いたATOLL IN400へのライフサウンドチューニングを行いました。 ノーマル状態でも音楽性豊かなIN400ですが、チューニングを行うことで、より繊細に、より重厚に音楽を奏でてくれることになります。
パーツ類を交換することは行わないライフサウンドチューニングですが、それでもパーツの格が上がってしまったような結果になることが、チューニングの度に確認出来るのことが店主の喜びでもあります。
それからIN400には、このような遊び心もあります。ボリューム摘みやセレクト摘みの基部が点灯するようになっています。色は青と赤。
当然、消灯することも出来ます。部屋を真っ暗にして、音楽を聴きながらこの光を楽しむことも一興ではないでしょうか?
2016年01月15日
クレーム
新年になって様々なことがありましたが、今回は、お客様からのクレームを頂いたことについて
触れてみたいと思います。
昨年、TD-M1本体とライフサウンドチューニングのご依頼を頂いたAさんから御連絡を頂きました。
御連絡頂いた内容は、「Tアンプが内蔵されているであろう右側の筐体に、点の傷が3カ所、そして2カ所の傷を結ぶ線状の擦り傷です。TD-M1のアンプが内蔵されているであろう右側の筐体に、点の傷が3カ所、そして2カ所の傷を結ぶ線状の擦り傷です。ドライバーのような鋭利な金属の先端でつけられたような傷です。」ということでした。
折角、御購入頂いたのに、大変、心苦しい思いをさせてしまったということで店主もAさんのお気持ちを考えると大変悲しくも苦しい思いをしたと同時に困惑もしてしまいました。
というのは御指摘の箇所はチューニング作業としては触れない部分だからです。「どうして、そのような場所に傷がついたのか?」とあれこれ思案したのですが、現時点では思い当たることが無いので困ってしまいました。作業においては柔らかい白手袋をして作業にあたりますし、梱包作業においてはメーカー付属のボディーカバーをかけて梱包しますので、傷つくことは無いかと考えられるのですが、その段階で何かあったのかもしれません。最初から傷があったのに店主が気が付かないでいたかもしれませんが、作業が終わった段階で清掃して傷の確認をしてはおりますので、そこで見落としがあったかもしれません。
また、この傷を直そうとAさんはご自身で対策をされたようなのですが、結果は芳しくなかったそうなのです。
納品後、2か月経って御連絡を頂いたのですが、その間のAさんのお心を考えますと何とも申し訳ない気持ちになってしまいました。
頂いたメールにはAさんのライフサウンドへのお叱りと励ましのお心を込められたもので、店主は大変申し訳なく有難くメールを読ませて頂きました。
新年のスタート時点で、このようなご意見を頂いたことを決して無駄にしないよう、さらに同じようなことが起きないように努めて行きたいと思っております。