お客様からご感想を頂きました。
栃木のTさんから先日納めさせていただいたTD510zMK2のご感想を頂きました。
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店主様
いつもお世話になっております。
先月納品いただいたTD510ZMK2、バーンインは80時間ほど経過いたしました。
バーンイン初期は、応答の速さ、特にマシンガンのようなベースやパンチの効いたバスドラなど、飛び出す低音パルス系の音にただ夢中になっておりました。
そこから耳が慣れてくると、再生音の自然さが感じ取れるようになってきました。
しかし、50時間程度経過した時点での印象では、以前の愛機(AER社TESTAMENT 2)と比べ、コントラバスなどの低域の伸びが不足しているように感じられました。
この低音不足の状態は私自身が良く理解できておらず、理解を深めるため、この状態で鳴らし込みを続けました。
80時間程度経過したところでセッティングの微調整を行いました。
今回注目したのはFAZIOLIアコースティック・フロアボードの勘合とスピーカーの位置です。
フロアボードはハードメープルで造られているため、反りや収縮などが発生します。
勘合がタイトな時もあれば緩む時もあります。
今回は4枚中1枚が外れかけておりました。
ボードは0.5m×1.8mと大きいものですが、幸い外せたので清掃したうえで位置合わせいたしました。
スピーカー側は、ユニット面の傾きとスタンド内振り角を微調整いたしました。
結果、靄が晴れたかのように生き生きと、且つ質量感を伴って鳴り出しました。
伸びが無いと感じていた低音も良く聴き取れるようになりました。
低音に限らず、TESTAMENT 2の再生時に私が感じていた音は、どうやら箱鳴り混じりだったようです。
今回の微調整を通じて、TDの混じり気の無く且つ質量感のある音はとても貴重であることが再認識できました。
その再生環境を整えることもユーザーの楽しみだと思います。
またこのパールホワイトのTD510ZMK2は機能美に満ちており、毎日眺めていて飽きません。所有するまで想像つきませんでした。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
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