お客様のご感想
- lifesound
- 2月16日
- 読了時間: 3分
栃木にお住いのTさんからGreat Sixteenのご感想を頂きました。
また、スタンドが間に合わない状態でのご感想ですが、皆様のご参考になればと思い呟いていただきます。
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いつもお世話になっております。
栃木県のTです。
この度はGreat Sixteenとご縁結んでいただきありがとうございました。
我が家の一員になり早1週間で80時間ほど経過しました。
この時点での感想文お送りいたします。加えてGreat Sixteenに至る個人的な体験も書き添えました。
まずはじめに、空気感の表現が絶品ですね。
管楽器やパイプオルガンを含めて、空間活かした録音ではその空気感を堪能できます。
音の繋がりについても滑らかなことこの上ありません。
演奏中にパートが変わる際にタイムラグが無く、指揮者の狙いや演奏者同士の対話が良く分かるようになりました。
特にグリッサンドやアルペジオのように、音の繋がりを狙う奏法の巧みさが良く分かります。
今まで脳内補完していた情報が多かったことに驚いております。
また、川のせせらぎや木々のゆらぎなどの自然音についても、過去経験したことのない自然さに浸っています。
私自身の変化としては、外出時、雑木林などの木々の中で、自然との一体感をより強く感じるようになりました。
これには予想外の効果でした。
低音の低さ、深さもお見事です。
30年ほど前、当時のB&W 801とアキュフェーズのモノラルセパレートアンプの組み合わせでマーラーの復活、低音ゴリゴリの第3楽章を聴いたことがあります。
それが私にとっての低音ベンチマークでした。
20年ほど前にテスタメントⅡを手に入れてからその低音にチャレンジしましたが無理でした。
SUPERNATURAL「極」ケーブルたちやトーンコントロールの手助けを得て、ROTEL RA-6000で再生するGreat Sixteenは、私の中でその低音を超えました。
さすがにサイズやアンプの構成が違いますから直接比較はできませんが、質や深さはそれ以上です。
これを慣らし運転中で達成するとは参りました。
加えてマルチウエイのスピーカーと違って、フルレンジ一発のため、ユニットごとの音色の違いやタイムラグにも悩まされません。
低音テストの一環として、展覧会の絵からキエフの大門を鳴らしました。戦争終結を願って、現地へエネルギーを送りたいなと。
ここ数年、友人に連れられてあちらこちらのミュージックバーを訪れましたが、どこもエモさや熱さを感じます。
私自身のオーディオ方向性とはさておき、この再生音にはどこか引っ掛かるものがありました。
フィディリティムサウンドをベースとしたライフサウンドのオリジナルスピーカーをはじめてライフサウンドで味わったとき、一言目にエモいと口にしました。
Great Sixteenで60年代70年代のロックやジャズを聴くと、ミュージックバーでの体験した感情のゆらぎを思い出します。

Great Sixteenはアコースティックアンダーボードに直置きしており、現状は暫定セッティングです。
エネルギーが輻輳した際の捌きかたはさすがにTDには今のところ敵いませんが、スピーカースタンド導入などのセッティング進むまで待ちたいと思います。
全体としては、滑らか且つ視界良好な透明感と、軽やかで濃密な表現力の持ち主です。
TDの写実的なキャラクターも好きですが、Great Sixteenには人肌の温もりを持った個性があります。すっと心に染み渡り揺さぶり、そして疲労回復に繋がります!
音だけではありません。見事なキャビネットの仕上げを眺め触れているだけで癒されます。
引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします。
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