そんなことは無いだろう!?
- lifesound
- 2021年1月4日
- 読了時間: 3分

先回、スピーカーの聴き比べを呟きました。
そして、その結果に対して、「そんなことは無いだろう!?」と心の中で呟く言葉が止みませんでした。
そこで今回は少しセッティングを変えて試聴しました。
上の画像は前回のセッティングでしたが、今回は、スタンドの下にあるアコースティックアンダーボードを外しました。
今回の試聴の前にCD再生では↑の画像でしたが、今回のように音が濁って酷いことはありませんでした。
DSD再生になって、CD再生よりはパワーアップしているので、音楽再生時に生み出されるエネルギーがかなり異なるのでしょうね。
スタンドがアコースティックアンダーボードに負けているような感じでした。
そこで、外してフロアボードに直接セッティングしてみました。
結果ですが、先回のような濁りは無くなり、軽やかに鳴ってくれました。
これなら「行けるかも!!!」と期待に胸が大きく膨らみました。
しかし、良く聴き込んで行くと「?????????」と言う感じになってしまいました。
旧モデルより軽い感じがどうにも否めず、聴き飽きてしまうのです。
綺麗な音が鳴ってくれますが、必要な粘りや重さがないのですね。
旧モデルでは2ウェイとは思えないような重厚な響きが生み出され、味わい深いサウンドが自然に生み出されていました。
言葉は悪いのですが「軽薄」な感じが否めません。
ただ、これはより線構造のケーブルで聴いている人には良いのかもしれません。
以前のモデルではより線構造のケーブルでは音が厚くなりすぎて抜けが悪いように感じられたと思います。
ライフサウンドは純粋性を求めているので、より線ではどうしても音の濁りが気になって長時間聴くことは出来ません。
さらに不思議なことに、センターに定位する音が、さらに奥に奥にと吸い込まれてしまうような感じに鳴るのです。
イタリア合奏団で調べると、TD712zMK2cosmicではリスニングルームが豊かな響きに包まれるのですが、20iですとサウンドステージが狭くなり中央に集まってしまいます。
これはどうしたものかとあれこれソフトを変えてみるのですが傾向は同じでした。
これはTDでもLYNXでも起きない現象でした。
以前のモデルでも無かった現象ですね。(汗)
この現象について共通の認識を持っているお店の方は少ないでしょうね。
店主の知る限りでは一人だけです。その方はベテランでご自分でも演奏したり、録音エンジニアとしても活動されています。
二等辺三角形で説明しますと底辺の両角がスピーカーで、頂点部分が音が集まるセンター位置としますと、そこに集まった音がさらに奥へ奥へと行ってしまうような感じなのですね。
CD再生ではそれが顕著に分かります。
アシスタントの妻は「不思議なスピーカーですね。」と呟いていました。
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