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やっと会えた!やっと伝わった!!

最終更新: 7月12日


今日は栃木のTさんからご注文頂いたSIMAUDIO340iDP3X内部配線交換のため工場に持ち込み、帰宅後、三重県のIさんのチューニングの続きを行っていました。


するとアシスタントの妻から、知人のTさんから「絶対観て!」と言われた映画にどうしても行きたいとせがまれました。


今日が最終日だとかで。このような状態になっているとかなり敏感な巫女さん状態なので、言うことを聞かないと、あとで天罰が下るかもしれません。(汗)

知人のTさんも繊細な方でアシスタントの妻とはタイプが違う巫女さんのような方です。

ベビー服の販売をお店をやっておられます。アシスタントの妻は「Tさんが、あの音!」と

すごい感動を伝えてくれたので「ただ事ではない。」と言って強く迫ってきたのでした。



その映画は↑です。多くの映画館では開催を断れたとかでやっと東京都写真美術館で上映が出来るようになったそうです。


チューニングをしたいのですが、この様子では落ち着いてチューニングも出来ませんので映画に行くことにしました。


映画の冒頭、マエストロ小林研一郎さんがベートーヴェンの魅力をピアノを弾きながら語られていました。

以前から小林研一郎さんは知っていました。しかし、情熱の云々という宣伝文句を並べられていて、何かこの方の本質を間違えているのではと感じて、あまり演奏された曲は聴いていませんでした。


しかし、マエストロご自身が和音の響や展開などをピアノを弾きながら語られていたのですが、そこから生まれる音の美しさに驚かされてしまいました。

「この人は知っている!」という声が心の中から響いてきました。


そしてベートーヴェンの第九の指導風景は圧巻でした。

このマエストロが何者であるかを思い知らされました。


数々の第九を聴いてきた店主ですが何か違う、何か違うと感じることが多く、あまり真剣に聴くことはありませんでした。


ベートーヴェンの第3、第5、第7はクナッパーズブッシュの演奏が一番納得出来ていました。

第6はクレンペラーの演奏に納得させられていました。


さて今日の第九を聴かせてもらって「本物に会えた!」と魂からの感動が沸き上がってきました。


感涙でもう大変!!!


この第九に込められた祈りはシラーの詩によって言語化されていますが、この第九には

創造主に向かっての祈りがある様に思います。そのことを理解されていない演奏が多く、

それで店主は何か違うと感じて敬遠していたと言うことが分かりました。


さらにベートーヴェンからは「やっと自分の思いが伝わった!!」と語りかけて来たように感じられました。

聴力を失いながら書かれたこの曲に込めた思いは並々ならぬものがあったと思いますが、

それがマエストロ小林さんの指揮するオケから彼の真意が伝わったことの喜びがビシビシと

店主に伝わってきました。


久しぶりにベートーヴェンの心に触れられることが出来たことだけでなく、この第九は現在のコロナ禍で苦しんでいる皆さんにワクチン以上に効果があるものだと思われました。




この映画が始まる前に雷が鳴り出しましたが、映画が終わって外へ出ると雨が降ったようで蒸し暑さが無くなり爽やかになっていました。

その後Tさんへお礼を言いにお店に立ち寄りました。


Tさんは「4時ごろから凄い天気になって空が真っ黒になったの。悪魔の仕業と思うぐらい。そして凄い雨!」と教えてくれました。

ベートーヴェンが天候を使って映画に合わせて第九を演奏したのでしょう。

店主はそう思います。


今回は思いがけない出会いに遭遇しましたが、この感動の体験を持ってIさんのTD510MK2へのチューニングを行うことになります。

きっと、この感動体験がIさんへのチューニングには必要なのでしょうね。


完成が楽しみです!



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夏休みの予定

今年はチューニング作業が数多くあり、試聴して頂ける時間が皆無となりました。 また長年リスニングルームを守ってくれたカーテンやソファが引退することになりました。 カーテンはスウェーデンのデザイナーが水面に映る光を表現したブルーをメインにしたもので、とても気に入っていたので気が付いたら25年も経ってしまいました。 音にも影響を与えているので簡単に交換することはしていませんでしたが、さすがに可哀相になっ