ペルソナB
店主は、ペルソナBに対して、かなり厳しい態度で臨んでいました。
それは、価格もそうなのですが、巷の評判では絶賛され過ぎているから警戒をしていました。
とはいえボディカラーの美しさ、面白い姿など外観的には気に入っていますので、もう少し優しく接しても良いかなと思ってもいましたが。
ブレークインのために300時間は油断をしないで観察することにしていだのですが、少しづつですが見えてくる部分もあるので、楽しみにブレークインの終了を待っていました。
しかし、気が短い方だと、途中で諦めて手放してしまうかもしれないなとも心配をしていました。
スピーカーの存在が無くなるというのも売り文句の一つです。YouTubeでそう評価される方もおられます。
しかし、TDシリーズは、何十年も前にスピーカーの存在を無くなるような再生をしてくれていました。
15年前ぐらいにご夫婦でご来店された方で奥様が「スピーカーから音が聴こえないのに
音楽が聴こえてくるのが不思議」と言われたことがありました。
ですので、スピーカーの存在が無くなるというセールス文句には、あまり店主は重点を置いていませんでした。むしろ当たり前でしょうという立場でいました。
ライフサウンド的に言うなら「キャビネット型でありながら、その影響を感じられ難いスピーカーです。」と言われたら、それには凄い事だと評価をするのですが。
現在は400時間を過ぎていますが、最近はTVの音声で映画を見るときにペルソナBが、どのような反応を示すかをテストしていました。
「ザ・マザー」を見ていると、主人公を殺害するため、狙撃される場面が来ました。主人公はジェニファー・ロペス。彼女に尋問しているFBIの捜査官が撃ち殺されて行くシーンに入ったのですが、店主は、その時たまたま、よそ見をしたのです。
よそ見をした瞬間「バシッ!!」とガラスが撃ち抜かれる音がしました。
その刹那、思わず避けてしまう動作をしていました。その衝撃音がリアル過ぎて避けざるを得なかったということです。(笑)
感度の良いスピーカーなので驚かされたわけです。
さらに使用しているのは5万円台のレシーバーです。TD-M1に使われていたものです。
税込165万円のスピーカーを5万円台のレシーバーで鳴らすのですから、びっくりされる方もおられるかもしれませんね。
この瞬間に、このスピーカーの魅力の一つを味わってしまったのでした。
さらに、そこそこパワーを入れらるので、RA6000でかなりボリュームを上げても問題なく音楽を楽しめることも嬉しいですね。
気持ち良く、気が付くとボリュームが上がっています。それでも歪感はありません。
しかし、これには条件があります。メーカーが付けている内部配線材は何故か太すぎるより線です。電流の流れが良くなるからだろうと思うのですが、そこまで太い必要があるのだろうかと疑問に思っていました。ましてやより線です。そこでライフサウンドでは問題の無い太さの単線の内部配線材を使います。
ノーマルより、さらに切れ味の良いサウンドになってリアリティが増しますので、現在はそのようにしています。
簡単に、交換できるから良い結果を選択できるのが嬉しいですね。
感度が良いスピーカーユニットですから、雑信号なども簡単に再生してしまうので、それがライフサウンドとしては気になるのでした。
それが無いペルソナBは、そりそりした音も楽しめるようになっていますので、銃撃による音もさらに迫力が出て来たと思います。
店主もやっと楽しく付き合えるようになったと安堵しています。
ライフサウドは、ベリリウムの個性を味わうためペルソナBを選択をしてます。
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