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夏の過ごし方のひとつ


店主が以前も呟いていたと思いますが、ピアノという楽器が苦手でした。

クラシックギターに没入していた時代には「ピアノという楽器はなんて乱暴な楽器なのだろう!音色は白黒のようでそれで楽しいのかな?」と強く強く思い込んでいました。

その後、楽器メーカーによって音色の違いがあることを知りました。

ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、スタインウェイ&サンズ、ブリュートナー、アウグスト・フェアシュター、グロトリアン・シュタインヴェーク、ザウター、シンメル、ファツィオリ、ヤマハ、河合等々

これ以外にも沢山あるようですが、すべての音色を知っている訳ではありません。

しかし、そんな店主の考え方を吹き飛ばす事件がありました。

それはある演奏家のライブを聴いた時です。

その演奏家とは・・・・・・・・・・・・





この方です。カザルスの伴奏をしていことはホワイトハウスの演奏会で知っていましたが、録音があまり良くないので、この巨匠の凄さがほとんど理解していませんでした。



ライブで聴いたのは、どんな演奏者なのか実際に確認したいと思って行きましたが、

セゴビアを聴いた時の激しい感動ではなく、静かに浸み込んで来て、その凄さがどれだけ偉大なことなのかを身に染みさせられました。

作曲家の個性というか、その作曲家の持つであろう音色が自在に表現されるのです。


これまで聴いた白黒の世界と違いフルカラー天然色と言う感じです。モーツアルトはこういうカラーを持っていたのか!とか驚かされるばかりでした。

それもピアノで!

それも1世紀近く生きて来た96歳の現役としての演奏です。

これまでどれだけの演奏をしてきたのか!?

どれだけの演奏家たちと共演してきたのか!?


その魂に記憶された様々な演奏の魅力がまさにそこにあると言うことでした。


神童と言われた存在が本当なのか!? 才能があっても潰れてしまう人もいますが、

御年96歳になられても、この現実を体験させられると神という言葉が心にビシビシと響いて来ました。

この時店主は30歳です。またオーディオ店を始めてはいませんでしたが、神の如くの

存在に触れることが出来た感動は今も忘れません。


そして夏の過ごし方の一つとしてピアノ演奏を聴くことです。白黒の演奏でも良いのです。気温を忘れることが出来ます。そうです、涼むことが出来ます。


ピアノ音楽再生の楽しみ方の一つとして店主はピアノ演奏を聴くことにしています。








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