平和な時間
先日、何時もお世話になっている工場の方と話をしていました。
それはオーディオの仕事とは平和な仕事だと。
開発したり修理をしたりと大変なこともありますが平和です。
店主は先日仕事の関係で、仕方なく渋谷のスクランブル交差点を歩くことになってしまいました。
コロナ禍とは無縁の状態で、歩行者用信号が青になると一斉に無数の人々が歩き始めました。
足の運びどころを見つけるの大変な状況です。その中でもスマホを片手に歩いている若い女性が多いこと!
びっくりです。まるでゾンビに囲まれたような状況でした。何とか無事スクランブル交差点を渡ると、今度はハチ公前広場にも人が溢れています。
駅の入り口に向かうのですが、ここまたゾンビの集団に囲まれてしまったような感じです。
人にぶつかっても平気で歩いて行く人も多く驚きました。
こんな風景は過去を振り返ると夏休みに新宿から江の島に向かうとき小田急線に乗車するのが満員で空いている窓から父に座席に乗せられて席を確保したことを思い出しました。
渋谷での異様な体験が過去にもあったことを思い出させられましたね。
夕方、最近導入したフォノボードのテストを繰り返していました。
そんな中、逆光に写るターンテーブルたちが何か穏やかで平和な雰囲気を醸し出していました。
今朝もブラックエボニーのボディについて工房のHさんと打ち合わせをしていました。
かなり難しい問題を今朝Hさんは閃きを受けて解決してくれたようです。
コロナ禍、ウクライナ問題、半導体不足などで世の中が不安定ですが、この再生の時間は
極めて平和で安定しています。
こんな時こそ音楽再生を通じて心のリセットが必要なのではないでしょうか?
渋谷での悪夢のような体験も違う視点で考えれば平和であると言うことでしょうけど、
心は混乱させられた平和でした。
同じ平和でも余計な歪のない再生こそ心からリラックスできる平和ですね。
エボニーボディが完成したらさらにディープにリラックスできる世界を堪能できることでしょう。
楽しみです!
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