我慢の限界
予想を超えた結果をもたらしたB&Wの606S2anniversary 。606S2anniversaryのアルミツィーターは指向性が強いと感じています。ですので、その個性を理解してセッティングをしています。
今回はAURA VA 40 rebirthと組み合わせて鳴らしてみました。
VA40rebirthの特徴は無味無臭。余計な色付けがないのが個性と感じています。真面目に作られたアンプです。
606S2anniversary も変な個性がありませんね。(あっても少しと思っていました。)
ということでどうなるのか?
結果、各楽器の音はしっかり出ます。しかし、音楽としては全く味気の無いつまらないものでした。
そこで試聴は8時間で終了しました。
それ以上は我慢が出来ないので。
ちょっと残念でした。
また我慢出来ないもう一つの原因が606S2anniversaryの内部配線材です。
内部配線材がより線ですが比較的その癖が少ないのですが、やはり少し艶消しで、音が輝きません。最近はやりのマットな塗装の車みたいです。VA 40 rebirthが、それをしっかりと教えてくれたようです。
長く聴いていると欲求不満になってきました。
少しな個性と思っていたのですが、長時間連続して聴いていると元気が無くなってきました。(汗)
優秀で廉価なスピーカーですが、これ以上は我慢の限界になりました。
それから少しテストしたATOLLとROTELの感想の補足を呟きます。
ATOLL IN50SIGとROTELA11LS は良いライバルと呟きましたが、A11LSが「ちょつと忘れていません?」と店主に呟いてきました。
「?」と思っていたら、思い出しました。A11LSはトーン・コントロールと左右のバランス調整が出来るのです。
それによってお部屋の環境に合わせてトーン・コントロールと左右バランス調整が出来ます。
ATOLLの音の出方は、少しオーバーな表現をするとジャズファン向きでしょうか。
全てが前にドーンと出てきます。音の分離感は少々甘いです。
ROTEL A11LS は、個別に各楽器やボーカルの音がしっかり分離して出てきます。
特にBASSを+3から+4にすると拳骨で殴られたようなバスドラムの音がドスンと出てきます。ATOLLは平手打ちのようなバスドラムの音になります。
浴びるようにジャスを楽しみたいかたにはATOLLかなと思いますが、ズシンと腹に来る音の迫力が出る方が、本物らしいじゃないですかね。
ということで、自分の好みに合わせることが出来るROTEL A11LSが頭二つほどリードしているかなと呟いてしまいます。
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