新しい世界へ向けてsono3
次はスピーカーに新しいチューニングを行うことになりました。
スタンドはライフサウンドのものです。スピーカーだけをお預かりしています。
スピーカーのボディと磁気回路に新しいチューニングをプラスします。
TD712zMK2が生産中止になり、TD510zMK2が大きな責任を負うことになってしまいました。
TD712zMK2 にはやはり適わないなと言われないようにしたいと店主は考えていました。そのように言われてたらTD510zMK2が気の毒ですからね。「えーー本当にTD510zMK2!」とお客様にも言っていただけるようにしたいと今回のチューニングに期待をしていました。
チューニングが終わり試聴をしていますと、新たなバーンインが必要になったことが分かりました。
これまでのチューニングでは動いていない状態があり、さらにそれが動かされているので
まだまだ新しいスピーカーのような感じなのですね。
川に流れる水量がこれまでと変わり川幅が広がるだめに岸辺が削られて広がり川底も深くなっていくような感じと言ったら良いのでしょうか。
そして、ある瞬間にポーンと抜けるように音が出始めました。
TD 510zMk2は今までに体験したことが無い鳴り方を始めてくれました。
これは店主も経験したことが無いことです。どのような時代の録音も素晴らしく、新鮮です
鮮度がまるで違います。昨日録音したのではと思うようなレベルになりました。
ローハイドというTV番組がありましたが、そのテーマ曲も「本当に!!!!???」
「嘘だろう!?」
という感じです。
ウェスタン映画やドラマの曲を集めたアルバムで特にハイエンドな録音集ではありませんが
見事な録音であることが分かります。
TONY BENNETTの霧のサンフランシスコは子供の頃からよく聴いていました。
ノーマル状態ですとちょっとヒスっぽい感じで昔の方が良かったなと思うことが多々ありました。
しかし、当時の彼が録音していた現場を知らない店主でも、そこにいて、その生のエネルギーを浴びて感動したであろう体験をさせられてしまうことになりました!!!
このアルバムは「べル」書いていますが「おりん」のことで、「おりん」がメインでさらに銅鑼なども出てきます。
トラック6の辿逢<たどりあう>をオーディオチェックに使うのですが、今回のチューニングでは銅鑼の音がなどが恐ろしいほどに響いてきます。
その生々しさと言ったら「えー!」「オー!」としか言えない驚きでした。
オーディオ再生で、それも何千万も出す必要も不要でいながら、この世界が眼前に味わえるチューニングは店主の人生においてもびっくりなものです。
オーディオ的な表現では語れない再生ということになってしまいました。
これからTD508MK3やTD307MK3にも新たなチューニングを行う予定です。
HarbethやT500spにも行いたいと考えています。さらにアナログ再生関係にも!
注意点としては、このチューニングはこれまでのチューニングがあった上で効果を発揮します。
この感動体験をしていただくためには申し訳ありませんがこれまでのチューニングをすべて行っていただくことになります。
その点をご理解を頂けれ幸いです。
21世紀のオーディオ再生に相応しい経験をしていただけることになりますのでよろしくお願いします。
可能ですが、すべてのチューニングを行った上です。
単体でのチューニングでは効果が薄いのですよ。
このチューニングは NHT SB3 にも可能でしょうか?