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lifesound

無名?故に

更新日:9月14日

特に最近取扱いを決めたROTEL、ペルソナ、Markaudio。

有名・無名に関係なく、感動出来る製品は、どうしても取扱いたいと思う店主です。

しかし、雑誌での取り上げや過去の都市伝説に囚われている場所では、受けないようです。

また、都市伝説となっている一つにマークレビンソンのアンプがあります。

過去のオーディオの世界には、そのようなスタイルの存在が無いこともあり、有名になりました。


修理に入庫するレビンソンを聴いてみても、普通という感じです。

25年前に聴いた本当のレビンソンでも普通でした。

マドリガルになってから、レビンソンの名前になっただけという感じで、残念でした。

スタイルはカッコいいのですが。

それ以外にも様々な製品を聴いて来ましたが、展示研究をしたい製品は数少なかったですね。

「お前の耳が分からないだけだろう!」とお叱りを受けるかもしれませんが、嘘偽らざる感想です。

ラスベガスやサンフランシスコでも、いろいろとお邪魔をして聴かせてもらいましたが、日本価格で3000万円のシステムでも無表情で疲れるだけでした。精緻ではありますが無機質なサウンドに疲れましたね。


また若い時と今では、趣向が変わっているかもしれませんが、基本は、情報が歪み無く再生されることが大前提にあります。それは純粋であり、優しさ、優美であり、時に激しく、時に繊細であることでもあります。


そのうえで再生される音楽を感動し、楽しめ、励まされ、寛げること。耳を痛めるような大音量を要求することはしません。窓ガラスが振動で震えるような音量は望みません。


最初期のスピーカーははNHTをお勧めしていました。

それは立体的にサウンドステージを表現出来たからです。当時のスピーカーは音場がなく、前にサウンドが出るだけとか、奥に引っ込むだけとかが多く、それらは不自然に感じられていました。

しばらくして、神木社のベラボーチェたちが現れました。初代ベラボーチェ → シグネチャー→ リファレンスと三世代続きました。このスピーカーは、その時代におけるスピーカーの持つ欠点を構造的に補う設計となっており、箱鳴きすることが少なく、美しい音色を奏でる事が出来る存在でした。




↑ベラボーチェ・リファレンスとペルソナB(奥)


ベラボーチェが生産終了になると、現れたのがTD508やTD512でした。

TD512は高域が17KHzまでということで、選択することが出来ませんでしたが、TD508は小さな巨人とあだ名をつけるほどの感動がありました。

このTDシリーズはTD712やTD510などが登場してくれて、素晴らしい立体感溢れる世界を展開してくれました。余計な箱鳴きがなく純粋性の高い再生をしてくれます。

この構造を真似するのは大変だと思います。海外製品で「?」というものがありますが、よく調べると「形だけ似ている」というものが多いですね。


そして次に、ペルソナBやMarkaudioというスピーカーたちが現れました。

彼らはROTELに呼ばれたように現れました。

ROTEL製品はアンプです。ROTELはベラボーチェでもTDシリーズでも素晴らしい再生を聴かせてくれます。

これまで扱ってきたアンプたちも素晴らしい製品ですが、ROTELはひと味もふた味も違うのです。ROTELより高額アンプたちにも出来ない、音楽性豊かで人肌を感じる事ができる製品なのです。

日本における知名度は「低い」かもしれませんが、分かっている人には知られているメーカーです。海外での知名度は嘘のように高いものです。

日本で生まれたメーカーで、これだけの音楽性を持っている製品は体験したことはありません。分解能が凄いと言っても、音楽的には無機質という味気ない製品が多いなかで、素直に心を委ねても裏切られない製品はないのではと思います。




そして、ペルソナB。ベリリウムという振動板に使用するのには理想的な素材ですが、製作が難しい素材を見事に製品化にして、スピーカーと言う姿に作り上げられています。

微細な音楽信号にも見事に反応してくれますが、それだけに内部配線材の性格が、もろに出てしまう敏感な性格のスピーカーです。ライフサウンドでは、かなり研究をしましたが、最後の壁がまだ乗り越えていません。今年中に最後の壁を乗り越える計画を立てています。

それを超えられたら、これまで以上に強くお勧めをしたいと思っています。


次はMarkaudioのスピーカーです。

この製品は、やはりスピーカーユニットの性能が音楽性豊かな再生をしてくれる逸品です。

最初に出会ったのがNC4A-B ペア。MarkaudioユニットCHN40を使用した小型スピーカー。アムトランスモデルです。店主は直ぐに気に入り購入してしまいました。

その素質に感動したのです。そして内部配線材の交換とSupernaturalチューニングをして

6センチのスピーカーユニットから生み出されるサウンドとは思えない世界が展開しました。


ROTELとの組み合わせは抜群です。現在は、このスピーカーで寝る前に、心を癒やしています。


この小型スピーカーは、音楽性豊かな再生をしてくれます。気がつくと聞き入っていて時間が経過して寝るのも忘れてしまいます。アーティストのイメージしている世界が、そのまま眼前に現れてくれて、アーティストの描く世界に没入してしまうのです。


最後に今月末には最新のユニットを搭載したモデルが届くと思います。



どうなることでしょうね。全てSupernaturalチューニングとギガフラット伝送が可能な線材を音楽再生向けにチューニングして搭載します。

ライフサウンドモデルとして登場する予定です。


ROTELの登場で、ライフサウンドにも大きな変革が要求されて、それに従って来ました。

日本においては無名かもしれませんが、「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。これは相場に於いての格言ですが、オーディオにおいては、現物を見て、試聴して判断出来ますから、世のコマーシャルに惑わされることなく、純粋に選択が出来ますね。


今年の後半は、オーディオの神様から、かなりな激変が要求されているようです。

厳しい経済環境の中なのですが、「やり抜け!!!」と強く迫られてくるようです

音楽を愛し、オーディオを愛される皆様だけでなく、オーディオ再生を愛してくれる人々を増やし、音楽再生の真を通じ、美を通じ、さらなる善なる世界をと!


よろしくお願いします。



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