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生まれ変わったMA100

世田谷にお住いのSさんからATOLLのMA100へのcosmicチューニングのご依頼を頂きました。




しかし、単にチューニングのみならず、半導体交換、内部配線材交換、さらにコンデンサーを新しくして欲しいとのご依頼になりました。

MA100には大きなコンデンサーが2個中ぐらいのが3個極小さいの1個搭載されています。容量的には6800μ6.3V6と1000μ2.5Vさらに10μ50vです。

メーカーが搭載しているコンデンサーは馴染みのないもので、日本製に全て交換させて頂きました。





ヒートシンクが小さいので電流を沢山流せないと工場長が言っていましたが、許容範囲の中でバイアスアップをしておいたと報告をもらいました。

主要な部品を交換したので本調子になるまでは100時間ほど必要と思われます。

チューニングを全て終えて、試聴してみました。これまでとは全く違う顔を見せてくれました。

不満に思えていたパワー感の薄さがどこかへ行き、力強く中音域から低音域にかけても量感が十分になり、音も美しく響くことになりました。

MA100の性格を知るためSA-1αでテストをしました。

ミニパワーアンプですが、別物の様に快活に美しく音楽を聴かせてくれるようになりましが、一点だけ気になる部分があるのです。

それは足の部分がゴム足なのですね。


音が出れば出るほどゴム足の癖が音に乗り、少し暑苦しく感じられました。

そこでLSエボニーパッドを使って4か所あるゴム足を受けてみました。


結果ですが見事に暑苦しさは消え、音の輪郭が美しく描かれるようになりました。


生まれ変わったMA100はSさんに気に入って頂けるでしょうか?


店主はかなり良い感じに鳴ってくれるようになったと思います。


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