真空管アンプでも
以前取り扱っていたメロディですが、輸入代理店が業界から撤退してしまったので
現在は取り扱いが出来ない状況です。
とても優秀な製品たちでしたので残念ですね。
しかし、手放せないでいたH300Bを引っ張り出してHAP-Z1ESとの組み合わせで
鳴らしてみました。
エミッションラボの300Bと5U4Gを装備しています。また入力段はユーザーのUさんが苦労して取り寄せてくれたビンテージの球です。名前は忘れてしまいました。
久しぶりに鳴らしてみました。びっくりしたのはボリュームが9時ぐらいの位置でも
十分に鳴ってくれることです!!
これは新しい内部配線材やcosmicチューニングのお蔭なのでしょう。
以前よりはるかに効率良く再生が出来るようになったということです。
また現在のライフサウンドのリファレンスのSIMAUDIO MoonNeo340iと比較してみましたが、ソリッドステートと言うことを忘れさせてくれてしまうのがSIMAUDIO MoonNeo340iです。
それを今回も実感させられてしまいました。
現在はコロナの影響で海外から真空管が取り寄せ難くなってしまったようです。
昨年頼んでいたものが1か月を過ぎても入荷せず、断念することになりました。
さて音質は穏やかで抜けが良いのと何となく温かい感じが良いですね。
オーディオの歴史からしたら真空管アンプはオーディオ初期の時代に大活躍したものです。
(現在も真空管アンプは販売されています。)
また真空管は消耗品として捉えられていたし、映画館で使われていた300Bは一般には販売されていないものでした。
シングルエンドで8Wぐらいの出力しか出ない球のアンプですが、当時はスピーカーの能率が良かったので、それでも十分に映画館にサウンドを響かせていました。
一般家庭で500Wも出力があるものが本当に必要なのか疑問に思うところ多々ありなのですが、どうも売れたら良いではないかという風潮があり、部屋のエアボリュームを考えないでアンプだけでなくスピーカーが未だに販売されているようです。
ちょっと残念な傾向ですね。
さてHAP-ZIESとの相性も悪くなく、自然に鳴っていることでオーディオ初期のアンプと
最先端のHDDプレーヤーのコラボが実現したことは歴史的みても面白いことと
思います。メロディのアンプは現代のものですからビンテージオーディオとは言えないかもしれませんが、その方式は昔ながらですから良しとしましょう。
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