純粋SONO2
- lifesound
- 3月28日
- 読了時間: 7分
先回の続きです。川越研究所の所長のM氏は特殊な能力を持っているようです。
調査するということに関して特に驚かされます。
「本当に、これで良いのか?」と思うと、調べに調べます。
そして、それが日本以外においても同じように調査してしまいます。
ライフサウンドの理想実現のために、その能力を発揮してくれます。
ライフサウンドの理想とは「音楽再生を通じて人生を豊かにする」ということです。
其の為には家族の皆さんにも納得していただける再生が必要です。
奥さんや女性から「うるさい!!!!」「止めて!!」と言われていては論外です。
お子さんからも「お父さんうるさいんだけど!」また言葉で抗議出来ないお子さんは
落ち着きが無くなります。またオーディオのある部屋から出ていきます。
結局、お父さんがポツリと一人でオーディオによる音楽再生を楽しむだけになります。
ある家庭がありました。ご主人の最高の趣味が、奥様にとっては最悪の趣味でした。
そこで奥様はある計画を実行したのです。
それは、ご主人が長期海外出張に出かけることが分かっていたのです。
その間にご主人のオーディオ製品を全て売り払うことにしたのです。
そして、それを実行されました。ご主人が出張されると、即、オーディオの買取屋さんに連絡を入れて、全て買い取ってもらったのです。
お部屋はスッキリ!!! 買い取ってもらった代金は、長年の奥様の精神的慰謝料として奥様が受け取りました。
1ヶ月ほどの出張から帰国されたご主人がお宅に戻り、仕事の疲れを音楽再生で癒そうと
リスニングルームである、リビングに入ったところ・・・・・・・「!!!!!!!!!!!」
愕然としました。オーディオ機器は何もなく広々としていたのです。
それを見てご主人は、奥様に詰問しました。
奥様のご回答は「あんなうるさい音を聴かされ続けた私のことは、どう思っていたの!!!」と逆襲されました。
「うるさいと感じる音量では再生していなかった!!!」とご主人が反論しました。
奥様は「音の大きさなんか関係ない!!!! 耳ついて堪らないのよ!!!それが分から無いくせにお金を注ぎ込んで馬鹿みたい!!!! 私は長年我慢してたのよ!!!」と
それを言われてご主人は、奥様の言われていることが全く理解出来なかったのです。
そして、慌てて買取屋さんに電話をしましたが、後の祭り。全て売り払われていました。
そこで、受け取った代金を使って新たにオーディオ製品を買う資金の一部に使用と考え、奥様に「オーディオを売って、もらった代金は?」と問うと。
「長年、私が我慢してきた慰謝料として頂きました。美味しいお食事を頂きまくり、サッパリしました。」とのことでした。(汗)
実際に起きたことなのです。もし奥様も納得できる音楽再生が出来ていたら、こんな事件は起きなかったことでしょう。
このことは一例にすぎません。もっと厳しい事件もありました。それは肉体に異変が
起きたことです。これ以上は呟きませんが。
音楽は素晴らしいものです、ですが再生とは厳しいものです。スマホで満足している方も多くおられますが、それは音楽性に欠けるものであると思います。
素晴らしいオーディオ装置で聴くことにおける感動は違います。
しかし、いくら素晴らしいオーディオ機器でも接続するケーブルが撚り線構造であった場合は、多くの女性から拒絶されることになります。
それはライフサウンドでも同じです。テストであえて撚り線を使って再生をしていると、アシスタントの妻はイライラしてきて「ちょっと、うるさいんだけど!」と言ってきます。
再生してわずか30秒ぐらいです。それも少し離れた場所にいたのにです。
お客様からお預かりしたケーブルの個性を確認している時なのですけどね。
また、お客様が持ち込まれた、そのようなケーブルを試聴していると、不機嫌になってきます。そして、試聴が終わりお客様が帰られると「なんで何時までもあんな音、聴いていられるの!?」とお怒りになります。「それが仕事だから仕方ないでしょう。」と言って宥めますが・・・
そんなケーブルをハイレゾ時代の今に通用するのかなという疑問が、いつもつき纏っていました。
その様な話をM所長を話しをしていたのですが、それを聞いてからか分かりませんが、
ある時、「こんなのが有りました!!!!」と電話が入りました。
それがSUPERNATURAL「極」の材料の一部である線材でした。
これもまた日本では入手不可能な材料でした。人工衛星とかレーダー関係など、かなり高度な要求をされる機器たちのために生まれて来たもののようでした。
特質な点はギガヘルツ帯においても歪みが生まれない特性を持っています。
オーディオ再生における再生帯域を遥かに超えている帯域に於いても歪みが無いということです。また原材料としての価格も高額で、一般的なオーディオ再生に使われる素材の価格の100倍はしてしまうものでした。また、オーディオ用に開発されたものではないので、オーディオ再生に使用して良い結果が出るのかも分かりません。
投資して失敗だったら、大変な損失になります。
大企業ではないライフサウンドにおける負担は大きなものです。
しかし、強く強くM所長が勧めて来る圧力を受けて、「ダメ元でやろう」となり、発注をかけました。オーダーしてから4週間ほどで到着しました。
それから、このケーブルとの様々な取り組みがありました。
既存のケーブルでは行わないような特殊なシールド。また非常に厳しく作られていること。さらに芯線に於いては、これまでに経験をしたことがない強度を持っていました。
このように厳密に作られた線材を見たことも体験したこともなく、良い結果が出るのだろうか?と不安も生まれました。
製作するにも難儀をしたようですが、完成して試聴をしたところ、これまでとは全く別世界のような再生が、そこに生まれたのです。
情報の多さ、静けさ、美しさなど、高額なアンプたちでも再生出来ないような世界です。
この素晴らしさに店主は圧倒されてしまいました。
これほど純粋な世界を体験したことはありませんでした。
これが自分の思い込みかも知れないと思い、アシスタントの妻にも聴いてもらいました。
すると「当然でしょう」という顔をしていました。この自然さには、驚くかと思いましたが、こうであるべきでしょうということでした。

既存のオーディオ的価値観や視点がない女性にとっては、ただただ音楽が楽しく聴ければ、それで良いのです。それだけなのです。
その結果、アンプたちや、スピーカーたちの内部配線材も全て交換することになりました。撚り線があるだけでかなりの情報損失が生まれます。そこでライフサウンドでは、特注したシルク巻単線を使いましたが、それでも、このサウンドは得られませんでした。
そして、今はSUPERNATURALな再生が可能になりました。この純粋なサウンドに触れていると何のストレスも無いので、それが自然になり当たり前になってきます。
ここに至るまでも感動有る再生をしていたとは思いますが、体感出来る世界が違うのです。
25年前、ラスベガスで戦死したような体験をした店主ですが、諦めずに進んで来て良かったと思います。また、ただ線材が良ければ良いということではありません。
それ以外にも必要なことがこの25年間で明らかになりました。
その点は企業秘密になるので呟きませんが、それが無いと音楽性あふれる再生にはなりません。どんに雑誌などで騒がれていても、そうなのです。
歪みが無ければ良いとは言えません。それは純粋な音楽性を再生する一つの要因にしか過ぎないのです。それを謙虚に見極めていかないとなりません。
この回路よいからとか、このパーツが良いからと言われますが、それで全てが解決するわけでないのです。様々な要因を理解することで、純粋性が高く、音楽性溢れる再生には辿り着けないと思おいます。
間近にいるのに、そこには達せないということが起きます。
旅順要塞攻略に奮戦し戦死した親族のように。
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