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1959年から1985年を味わう
更新日:4月27日
ROTEL RA-6000で鳴らしてみたいスピーカーを検討しています。
TD510ZMK2やTD508MK4では当然に素晴らしい世界を展開してくれます。
余計なノイズや付帯音が無く、純粋に音楽再生を味わうことが出来ます。
これは21世紀型のスピーカーでの体験です。
しかし、20世紀型スピーカーではどうでしょう?ベラボ―チェは、とても相性が良く、素晴らしい世界を与えてくれました。
しかし、生産は中止となり、入手は厳しい存在。現在でも入手できる新品として存在してくれているのは?
そこで、白羽の矢を立てたのがワーフデールでのWharfedale LINTONです。
「初代LINTONのサウンドは情緒豊かな描写が特徴的でした。その血統を受け継ぎつつ現代のテクノロジーを融合しました。」とメーカーが言われる通りのサウンドが展開します。
メーカーとしhて1932年創立ですからROTELの大先輩になるわけです。
しかし、初代のWharfedale LINTONは1965年生まれです。何かの縁を感じてしまいます。
先にも呟きましたが、その姿は古典的。しかし、そのサウンドは、現在の再生にも対応しつつも伝統の音も味わうことが出来ます。
惜しむらくは、ツィターの固定方法が厳しいですね。「W」の部分は貼り付け部品なのでツイーターの内部配線材を交換することが厳しいです。
それ以外は可能です。
全てのユニットの内部配線材が交換出来たら、さらに夢のような世界が展開するではと思って止みません。
さて、今日は、以下のディスクを味わうことになりました。
シューベルトを味わうことになりました。
このディスクの中で特にトラック2のリタ・シュトライヒが歌う「至福」 は、このディスクを手に入れた時から味わせてもらっています。
最初の出だしから雰囲気が違います。その時代の音が蘇るようです。
現在の味気ないサウンドとはまるで違います。
当時の香りがしてくるようです。
思った以上の再生に、茫然とさせられなが、じっくり堪能させてもらいました。
能率の良さも相まって、細部の描写も美しく、リタに目の前で自分のために歌ってもらえているようで、大変贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
久しぶりに20世紀型スピーカーでの感動を味うことが出来ました。まさに、至福でした。
RA-6000との相性は抜群ですね。
このスピーカーはRA-6000のサポートを得て自然なサウンドを自然に再生してくれるようです。
こうなると他の名手の歌も聴きたくなります。
トラック1のFritz Wunderlichの野薔薇も。
素晴らしい艶やかな彼の声に魅了されながら録音当時の空気感を味わいながら、彼の歌う世界へ没入されてしまいます。
他の楽曲も様々に試聴しましたが、これは一度、聴いたら止められないということになりました。
しかし、重さが。。。
アシスタントの妻は「まさか展示機にするのではないでしょうね!?」と
厳しい声が発生されました。
メゾソプラノの声にどつかれてしまいました。
しかし、この幸福は5月6日で終わりです。試聴機を返品しなければなりませんので。
(涙)
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