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lifesound

1998年から

皆さんは、イリアーヌ・イリアスはご存知でしょうか?



上のアルバムの表紙を飾るブラジル出身のジャズピアニスト、ボーカリストです。1980年代ごろから、アメリカで活躍している方です

店主は、海風とジョビンの午後』 - Sings Jobim (1998年)にこのアルバムが発売された直後、購入しました。

アルバムの画像がプールでしょうか、水のブルーと彼女が着用している衣装のターコイズブルーでしょうか、それが気持ち良く感じられたから購入でしました。内容など全く気にせず。

帰宅後、聴いてみると「良いのだけど、何か寂しい感じ!?」ということで、失敗したかなと思ってもいました。しかし、たまに聴くと「悪くないはずだけどな!?」と何時も何かひっかかっていました。

購入してから26年経過した、ある日、HAP-Z1ESにリッピングしてROTELのRA6000で聴いてみました。




いきなり「!!!!!」「!?!?!?」という感じになりました。

今まで何か寂しいと感じていたことが消えてしまったのです。

特に彼女のファンでもないのですが、彼女の声の心地よさが爽やかな風のようにリスニングルームに、そよぐように響いたのです。

寂しいと感じたのは、彼女の声の本来持っている温もりが表現されず、低い温度で再生されていたからです。

僅かな温度差なのかもしれませんが、この僅かな温もりが癒しの風をよそがしてくれたのです

真空管のアンプでも再生出来なかったこの温もりが音楽を楽しく聴かせてくれたのです。




購入して26年経過した今、初めてこのアルバムの魅力を味わうことが出来ました。

「捨てないで良かった!!!!」と心の中で叫んでいました。


さらに嬉しいことに、このアルバムを聴かせたことが無かった、アシスタントの妻が「聴きやすくて気持ちいいね!」と言ってくれたことです。


これもROTELのお蔭です。26年の月日を我慢した結果、夢が叶ったような気持ちで夏の蒸し暑さも忘れてしまうようでした。





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