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クリスタルチューニングその8


ライフサウンドのあるユーザー様から「TD508MK3LSはクリスタルチューニングをしないの?」と御連絡を頂きました。あれこれチューニングをして結果を判定していたので、後回しになっておりました。

しかし、TD508の初代との縁もあり、大事なTD508シリーズですから、クリスタルチューニングを行うのは必定のことなのですが、遅れておりました。

そこで、早速チューニングに入ることにしました。

まずはこれまでのチューニング状態で試聴してみました。

悪くはありません。ケーブル、アンプ、分電盤へのチューニング効果が理解出来ますね。以前より、より明確で、さらに滑らか。低音も出て来ます。これは、これで素晴らしいと言えるのですが、既にチューニングされたTD712zMK2LSやTD510zMK2LSを聴いてしまっているので、ちょっと物足りなさも感じてしまいました。

チューニングをして、結果を確認してみました。

「!!!」が最初の感想です。

8センチのスピーカーユニットだけのスピーカーの筈ですが明らかに違います。何が違うかと言えばまず低音です。

エレキベースの音がドンと迫ってきます。音波を感じるのですね。さらにその他の音も。

そしてサウンドステージが広がりました。「え????」という感じでした。

さらにボーカルの声の一つ一つが丁寧になり、輪郭が美しい! より解像度アップですね。

これまでは、ライフサウンドの試聴室ではちょっと気の毒かなと思っていましたが、「そんなの関係ない!」と言っているようになってしまいました。

口径の小さいことの有利さが出ています。小気味よくなってくれていますね。いい意味でのシャープさが気持ちいいですね。 さらにS/Nが良くなっています。

再生周波数帯域52Hz~27kHz(-10dB)ですが、こんな低音が出るなら、これで十分でしょうと言えてしまうほどになってしまいました。

そして音が柔らかくなりました。試聴したソフトは何時ものです。

トラック9ではスチール弦とナイロン弦のギターの掛け合いがあるのですが、それぞれの弦の性質の違いやタッチ違いが明確に理解出来ますね。ギターの音が抜群に楽しめます。またボーカル声が良いですね。

カナディアンテナーズの場合は、音楽全体としては、彼らの歌い描く世界に自然に没入してしまいます。

現在生きている時間を忘れさせくれるのが嬉しいですね!

さらにビブラートをかけた声の動きが気持ち良いこと!

流石に龍馬伝で流れる低音は難しいだろうと思っていたのですが、低音においても音に芯があるのでTD712zMK2LSのような雄大さは無理ですが、その芯を持った低音には迫力があります。これでも不足を感じることは無いのが嬉しい結果でした。8センチ口径と12センチ口径の差は感じますが、それでもだからと言って絶望的なものでは

ありません。やや低音の厚みが違うという感じですね。音質傾向は同じですから申し分ないと言っても良いのかもしれません。

トラック3とトラック6における低音はそれなりの迫力がありました。

トラック13におけるチェロの響きにおいては十分でしょうと言いたくなりました。低音の質量をしっかり持った

音は少し離れた場所で聴いていてもリアルそのものです。

店主は初代TD508を小さな巨人と呼んでいましたが、その血筋は今も変わらずに存在しています。

クリスタルチューニングのお蔭で小さな大巨人となってしまいました。


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