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クリスタルチューニングその16
SIMAUDIOの260Dにもクリスタルチューニングをしました。
電源部、RCA関係などです。順番はRCA関係→電源部です。
RCA部だけでもかなりいい感じになりますね。何が良いかいえば楽音のメリハリがよりしっかりして、音の輪郭が美しくなります。しかし、もう少し迫力も欲しいと思うところもありました。
そこで電源部へも。
すると豊かでどっしりしながらも繊細さは失ず、理想的な響きを得ることになりました。
ここでも名器トーレスがその魅力を聴かせてくれました。トラック1のトラック1コプ・フローベルガーの曲は故人を追悼する器楽曲。この曲は、階段から落ちてフローベルガーの腕の中で息を引き取ったリュート奏者の友人のために書かれたものらしいのです。曲の最後に下行音階があり、死因を象徴させていると言われているようです。
が、出だしたから個人の冥福を感じさせるような響きがありますね。作曲者の真意は置いておいて、この曲から受ける印象は、まず目を瞑り、この音の世界に引き込まれ瞑想状態のようになります。その中で教会の中で、天井から音が降ってくる感じがします。その音は天使たちが故人を迎えにきたようなイメージを与えられました。
そして悲しみもありますが、天界へ登れる友人を見送る感じがしてなりませんでした。
電源部へのクリスタルチューニングのお蔭で、そのような世界に没入することが出来ました。
夏の暑さをすっかり忘れさせてもくれました。
次に比較試聴としてSACD200でも再生してみました。こちはらRCA部分だけのチューニングをしていたのですが・・・・・・
続きは次回にいたしましょう。