クリスタルチューニングその18
- 店主
- 2017年7月15日
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いよいよM3WssRCAケーブルへのクリスタルチューニングを開始しました。

構造的にも複雑でデリケートなので慎重に作業を行います。魚を下ろしたことはありませんが、そんな感じで作業をします。
この構造のケーブルは、一般的に素材の個性だけで何とかしているものではないので、クリスタルチューニングが与える効果が劇薬になるか、そうでないかはやってみないと分からないところがあります。
作業を終えて試聴に入りました。
使用したCDは「IZ]です。

トラック7で最初に低いベース音から始まりますが、「えっ!?」と驚くことになりました。それは凄い低音なのです。ズーンと響いてくるのです。TD712zMK2LSでズーンと響いてくる音はこれまで経験がなったようなものです。それまでのクリスタルチューニングの効果で、かなり出ていますが、これほどズーンと重い低音は初めて。
そして聴きするめている、アシスタントの妻が「雷!!」と言って部屋から出て来ました。
遠くで雷が鳴り始めたと思ったようで、洗濯物を取り込まないとと思ったようです。(笑)
「雷はなっていないよ」と話すと「???」となっていたので、もう一度最初からトラック7を聴かせました。
「怖い!!!」というのが第一声でした。 ズーンとくるベース音が怖いらしいのです。こんなに迫ってくる低音はTD725SWMK2以来ですから。「えーーー!外で雷が鳴っているかと思った!」と言い出しました。
遠くで雷が鳴り始めたように感じたので「雷!」言ったそうです。
さて、この状態で聴きするめると劇薬的効果を感じるようになりましたボリュームレベルは同じなのに、音量が
上がっていくような感じになるので、デジタル表示39から33へ落としました。
それでも強いの28ぐらいまで落としてみました。
ここで感じたのはこれまで以上に情報が出て来るということは、人で言えば新たな運動をしたので、これまで使っていなかった筋肉を使うようなものなのでしょうか? エージングはとっくに終わっていると思っていましたが、これだけ情報が出て来るので、これまでのエージングでは足りないのかもしれません。
そこでクリスタルチューングの割合を半分にしたものも作り、聴き比べてみました。
こちらは以前より大人しくなりましたが、その効果は感じられるものです。
でも劇薬的変化の魅力も捨てがたいので、同時にエージングを重ねてみることにしました。
この段階での印象はTD712zMK2LSが大型フロアスピーカーのように感じられてしまうことです。
以前まではカメラで言うと35mmフルサイズで、最近のチューニングで中判カメラサイズになり、今回のチューニングで大判カメラサイズそれも8×20インチ判の超大判と言っても過言ではないと思います。見える世界が違います。
本来は聴こえる世界が違いますと言うところですが。
さらに単に音がどうのこうのではなく、魂に迫って来るさウンドですから、充実感が異なりますね。
アーティスの実力により充実感のレベルは変わりますが・・・・・。
劇薬的変化でも楽しめるようになれば面白いのですが、少し時間をおいてみることにしました。