クリスタルチューニングその38
久しぶりに鳴らしてみたBVR(ベラボーチェ・リファレンスの略。以下BVRで通します。)です。第一声目から以前の印象とは違いました。これまで使っていなかった能力まで引き出してしまったような鳴り方です。
アシスタントの妻は「お帰り!BVR君!」と言って感動していました。
TD712zMK2LSと比較すれば大きなスピーカーです。全体受ける迫力が違う感じですね。
25センチのウーハーも効いて来ますから、音圧が違います!
妻は感動して目がウルウルしていました。
店主はというと懐かしい思い出も出て来ますが、TD712zMk2LSの素晴らしさとの違いを感じていました。
正確無比なモニタースピーカーと比較すると文学的なBVRです。音の粘りなどはスピーカーの個性によるものでしょう。その個性に演出された音楽を楽しむには素晴らしいBVRです。
こんな個性ですから音楽ファンからも愛されたのでした。
そして現在のライフサウンドで鳴らしてみると以前よりも快活にBVRが鳴ってくれていることが分かります。特に中低音域が見事ですね。
以前ではここまで奥底から音が出て来る感じではありませんでした。もう少し表層的でしたね。
こんな鳴り方させてあげていたら、もっと多くの方に支持されたことでしょうと思います。
そういえば埼玉のSさんにSIMAUDIOのアンプたちで鳴らしてもらえるようになった時の感動を思い出しました。音が薫るのですからね。
その時もより楽音がしっかり出て来ています。それでもBVRにクリスタルチューニングをしたくなるような気持ちも湧き出てきました。夏休みの宿題にしようかと考えてしまいました。
もっともっと自然に鳴るのではということです。TD712zMK2LSが再生してくれる純粋さにはまだ少し及ばないのです。特にピアノの音などはそうです。 さらに音のまとまり方が甘い感じ。まだバラバラなところがありますね。

スピーカーユニットを固定するネジの締め方でも音か簡単に変わるBVRです。
独特の調整方法でベストボジションを見つけられるので、それでも理想的なネジの締め具合は分かりますが、それも大変なことなので、少し二の足を踏むところもあります。
それは重いからです。(汗)
一人で持てる重さの限界ちょっと手前なのですが重いですね。40代や50代では大したことは無かったのですが、60代になるとちょっと疲れますね。(笑)