クリスタルチューニングその44ご感想
先回、クリスタルチューニングその32で、クリスタルチューニングのご依頼を頂いた愛媛県のMさんからご感想をいただきました。
1週間にわたり、変化の記録を頂きました。
また文中に出て来る「赤黒」は一般的な付属のRCAケーブルです。より線構造のものです。
御使用のスピーカーはTD712zLSです。
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今回は、ライフサウンドの一つの結論ということで大いに期待しておりましたが、その通りになりました。ありがとうございました。
以下、一週間の変化の記録です。
主な試聴CD
DEPAPEPE:Ciao! Bravo!!(アコースティックギターのチェック)
WONG WING TSAN JAZZ TRIO:WIM 2 ON THE SMALL ROAD(ピアノとシンバルのささやきチェック)
CASIOPEA:Mint Jams(エレキギター、エレキベース、複雑なドラムのチェック)
ケーブル発送直後の状態:RCAはG&Sからすべて赤黒。SPケーブルはMTOPからスチューデントへ。
結果:意外にも聞ける。背景、気配、余韻が感じられなく、音に浸る気にはなれないが楽器からの音だけが際立つ為、ある意味そこから楽器が鳴っている感じで面白い。しかし、アコースティックギターで言うならば、交換を間際に控えた錆びついた弦の音。ストロークの音の濁りがひどい。
月曜日 到着後、換装していく過程。
まずは、TL51XRLSからIN200LSのRCA赤黒をG&Sクリスタルへ交換。
結果:濁りは消えるが、低音が膨らむ感じがする。試聴数分。
次に、SPケーブルをスチューデントからMTOPクリスタルへ。
結果:ピアノの音がまろやかになるものの、躍動感の無い音と感じる。シンバルの音が抜け切らないもどかしさがある。試聴数分。
次に、IN200LSから725SWのRCAを赤黒からG&Sクリスタルへ。
結果:これは、すぐに満足いく変化。ベースの音がブーンと鳴る。Melody I880の音に近い。試聴1分。
ここまで、IN200LSのボリュームは20くらい程度。この後、試聴時間30分。
低音のバランスを取る為、725SWのボリュームを少し落とす。
この段階での印象は、あせりまくり。中域のエネルギーが足らず、躍動感に乏しい。
火曜日
事情により、IN200LSのボリューム20以下でのエージングを強いられているが、続けるうちに各楽器のエネルギーが沸き上がってくる。これで、725SWのボリュームを上げることが可能となる。
十分なボリュームを出せる時間帯が見出せたので、ボリューム30以上で聴く。1時間ほどでシンバルが一気に吹き上がるようになる。ここから本領発揮か。
水曜日
高域、中域、低域のバランスが整う。ボリューム18でも十分に味わえる状態へ。アコースティックギターのフィンガリング、ストローク、リード全部OK。まだ成長は止まらない。
木、金、土曜日
各楽器の音の質感と透明感が増していく。非常に澄んだ音色になり、奥行きが増すが、背後で鳴るシンバルが控えめである。
日曜日
シンバルを叩いた後の余韻が漂うようになる。繊細なシンバルも他の楽器にかき消されることがなくなる。ギターの鈴鳴りもよい。演奏の空気感もたっぷり。
1週間後の月曜日
チューニングの効果が十分に感じられる。以前より瑞々しい音になり、音楽に没頭できる。
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そして、その後に頂いたご感想は以下の通りです。
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現段階でまだまだ成長する感じがあります。