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クリスタルチューニングその46
その46ではTD508Mk3LScとCDR1を組み合わせてのテストです。
Eclipse指定の組み合わせですね。 すでにTD508Mk3Lにはクリスタルチューニングをしていますので、最後のCをつけています。
最初はテンシュテットのマーラーです。
出だしから圧倒されますね。まるで大型スピ―カ―で聴いているようです。トランペットの響きがリスニングルーム中に響き渡ります。この瞬間からマーラーの世界へ引き込まれてしまいます。
そして、オケの様々な楽器が鳴り始めますが、その楽器のそれぞれが良く見えてきます。
音に厚みがあるので、リアルでもありますね。薄い音の再生でしたら「うるさい」で終わってしまいますから。
TD307MK2acの再生周波数帯100Hz~25kHz(-10dB)に対してTD508MK3LScは52Hz~27kHz(-10dB)と広大になっていますから、その有利さもあり、再生スケールが違いますね。 とはいえ8センチ口径1発のフルレンジスピーカーにも拘わらず、クリスタルチューニングをした組み合わせで聴いていると、それを忘れさせられてしまいますね。
この価格で、これだけのハイファイな音楽再生を楽しめたら十分かなと思ってしまいますね。
オーディオ雑誌には様々な誘惑がありますが、このクリスタルチューニングをしていないノーマル状態では、このような魂の奥底まで響かせてくれる状態にはなりませんので、安心してこの組み合わせを選んで頂けると思います。
店主も様々な高額機器に触れては来ましたが、この価格で、このような感動を得られる経験はありませんでした。
ともかくびっくりです。