DYNAUDIO The Special Fortyその23
エージングが終わったThe Special Forty。 これまでもそうでしたが、エージング終わると肩の荷が下りたようになります。大変嬉しい解放感に包まれます。
我慢しただけのことがあると、さらに喜びも深まりますね。
クリスタルチューニングをしてから43時間、通算で343時間になりました。
エージング作業は何度も経験していることですが、子供が無事に生まれてくることを心配した時のことを思い出します。 そして、子供が無事生まれてくれることの幸福と同じように、エージング終わり期待通りの結果が得られた時は、「この仕事をして良かった!」と思える時でもあります。
期待外れに終わると、これまでの時間が何だったのかと思うこともありますが、それは行く道ではないということを知ったことでもあるので、それなりに納得はしていますが、やはり期待通りであれば、また期待を超えた結果であれば嬉しいですね。

今回のThe Special Fortyのスピーカーユニットは前評判通りであり、また、それ以上であったことが最大の収穫です。
さらにクリスタルチューニングを行うことで、ノーマル状態では味わえない真のエージングされた状態で、このスピーカーを味わえることは一人のオーディオファンとしても
嬉しいことですね。
これは開発したメーカーですら味わえない世界でもあるのですからね。
部品は一切交換しないで、これだけの違いが出てしまうことは脅威でもありますが、それがライフサウンド流です。
さらに、内部配線材を交換して、より真実に迫ることも出来ます。本機は記念modelなので永続的に生産されるかは分かりません。
記念modelと言う名を冠しているだけに、メーカーの顔でもあるでしょう。
スピーカーのサイズだけで、このスピーカーを判断してしまうのは早計というものです。
オケ、パイプオルガン、フラメンコ、オペラと大変高いレベルで楽しむことが出来る逸品です。
17㎝の新型ウーハーはその大きさを超えた感動をリスナーに体感させてくれます。
その姿は20世紀型ですが、21世紀にも通じる命を持っていることがお薦め出来る最大の理由でもあります。

エージング作業から解放されたことを祝って聴いているのが↑。
気分はクリスマスです。一流のアーティスが素晴らしい時間を与えてくれます。
季節商品的側面はあると思いますが、アーティストたちも心からクリスマスを祝い喜んでいる気持ちに満たされているようです。店主はクリスチャンであはりませんが、
このアーティストたちの気持ちは素直をに受け取れます。
彼らの演奏している過去の時間が現在、そのものになってくれてもいるからです。
音楽再生とは心を豊かにしてくれるものですね。それがオーディオライフとは
人生そのもののようです。
プライベートなリスニング空間にお好みのアーティストに出演してもらって、その贅沢な時間を過ごすことが出来るなんて、何と贅沢なことでしょう。
そのお手伝いが出来る仕事も贅沢な仕事であると思います。
ありがたいことです。
またTDシリーズに続き21世紀に生きる喜びが増えたのはDYNAUDIOのお蔭でもありますね。
メーカーや輸入元には心から感謝の意を送りたいですね。