Opera la クリスタルチューニング
- 店主
- 2017年10月28日
- 読了時間: 3分
個性的なスピーカーなOpera la. イタリアンなスピーカーなので、ラフなところもありますが、魅力もあり、手放さないで20年程の月日が経ちました。その間に使用した時間は100時間もないかもしれません。
それでも手放せないでいたのでした。
一つの理由は、私の小さな事務の部屋で鳴らした時のこと。チェンバロが等身大で響いたのです。
部屋自体がエンクローシャーになったのでしょう。
びっくりしました。
最近、The Special Fortyの導入とエージングを機会に、このスピーカーを引っ張り出して聴き比べをしました。何年もの間この小さなスピーカーは静かにしていました。
独特の世界を展開するスピーカーですが、クリスタルチューニングは未だでした。
しかし、ついにクリスタルチューニングをしてみることにしました。
どんな結果になるのでしょうね?

これまで少し軽いなあと思っていたのですが、それがあまり気にならなくなり、さらに音の伸びが素晴らしいことになりました。
小さなユニットですが、しっかりとしてきて、イタリア合奏団の演奏は嵌りましたね。

これはクリスタルチューニングを行って直後の感想です。僅かに音の硬さが残るので、
一晩エージングをしてみて様子を見ることにしました。12時間ほど時間が
経過。
その結果ですが、音がほぐれて柔らかく伸びやかになりました。
「エー!本当!!」と思うような表現力が出て来ています。

上のディスクが非常に相性が良い感じで、いい音楽を聞かせてくれます。豊かさも出て来て感涙しました。
さらに↓

ゆっくりと時間が流れて、時を忘れさせられてしまいました。まさに古き良き時代のウィーンの音楽に没入させられたようです。コントラバスの響きが嬉しいですね。
とても音楽を豊かにしてくれます。
クリスタルチューニングをしないと、真のエージングは出来ないということの証明でも
あるのでしょう。
このOpera laから、店主も想像できなかった音楽が溢れ出て来ます。
良く手放さないでいたと思います。
この味わいは簡単に手には入れられないものでしょうから。
クリスタルチューニングを行うことで、パワーアップしたOpera laですが、気になる点が出て来ました。それは何とも言えない音の硬さなのです。
原因を調べていたのですが、Opera laの画像を見て頂くと分かるようにウーハーの周りに金属フレームがあります。これが鳴いて硬い音を楽音に乗せていたのですね。
そこで、その金属フレームに振動を一番伝えているスピーカーユニット固定用のネジを
ライフサウンド流にチューニングしました。
結果として、硬い音は姿を消してくれました。
未だこのスピーカーをお持ちの方には是非、クリスタルチューニングをされることを
強くお薦めします。
費用は税込10,8000円で行います。
尚、内部配線材は交換しない状態です。