アナログを聴いている感じ?
ここのところアナログ再生はご無沙汰している店主です。しかし、最近、The Special FortyLscとSIMAUDIO260dLsとATOLL IN400LScの組み合わせで、ドリス・ディやルイ&エラを聴いていたのですが、その音質が細い針を持つカートリッジから生み出される音質に似いているのです。
本当か?と言われる方もおられると思います。また一般的に思われているアナログ再生のイメージとは違うのも承知の上でのことです。
店主は何度もつぶやいていますが、一般的なステレオ再生用カートリッジでは左右のバランスが異なる再生が行われています。
左右のバランスを正しく再生出来るのはZYX社の技術を取り入れたカートリッジしかありません。
この厳粛な事実を知っているアナログファンは僅かであると思います。
ベテランの方でも御存知ない方もおられます。また店主の知り合いは、左右のバランスが気になり、頭に着て片チャンネルだけ再生して聴いている人がいました。
これは極端な例ですが。 そして、左右が正しく再生されたアナログ再生を聴いてみると限りなくCD再生に似ているのですね。あとはアームの性能によります。
もし、貴方が聴かれているアナログ再生で「スクラッチノイズ」や「内周歪」が気になるようでしたら、そのアームは2級品です。さらに言えば、真のアナログ再生を楽しまれていないことになります。
一級品のアームを使っていると「スクラッチノイズ」はほどんど聴こえませんし、「内周歪」で悩まされることはありません。
これを満たすには一つの条件がありますが、アナログディスクを清掃していることが当然のことですが、店主が知る限りある会社のアーム以外は、これを実現できないのですね。そのアームはかなり昔に生産終了になっていますので、余程でない限り、入手は難しいでしょう。さらに入手しても状態が悪ければ意味がありません。
超アナログファンでした「あそこだな」と直ぐに分かられることですが。
そんな体験をしている店主は濁ったアナログ再生を聴きたいとは思ないので、アナログプレーヤーをお勧めしていません。
あの会社のアームに負けないアームがあれば、それでしたら店主の気持ちも変わります。店主なりに厳選したアナログディスクは300枚ほどあるので、何時でも聴いてみたいと思います。
さらに特殊はフォノイコも作った経験がありますので、あの柔らかく自然なサウンドを奏でられるフォノイコがあればです。
その様な経験を思い出させてくれる今回の再生は、店主にとっては大変嬉しいことなのです。特にルイ&エラはアナログディスクでも良く聴いておりました。
ドリス・ディのディスクもアナログ全盛期のものです。その音質傾向はアナログ時代を彷彿されるものです。
1957年から1961年に録音されたものです。但し、テープノイズなどがありませんので、どのような加工をされているかは分かりませんが、アナログを思い出させてくれる音質傾向にあります。
The Special FortyLSCとSIMAUDIO260dLscとATOLL IN400LScの組み合わせで、そんなディスクをこれらかも味わってみたいと強く思っている今日この頃です。
しかしながら、若い方には興味を持って頂けない話でもあるかもしれませんね。