CONTOUR20とThe Special FortyLSC
CONTOUR2.0とThe Special FortyLSCとの比較は意味があるようで、無いような感じになってしまったかもしれません。
何れも素晴らしいスピーカーたちですから、あとは予算やお部屋やこれまでのシステムに合うかどうかということでしょうね。
クラシック音楽を聴くには何れも良いスピーカーです。迫力を求めるとしてもそれぞれに迫力ある再生が楽しめます。
敢えて、敢えて言えばスケール感や音の深さなどはCONTOUR2.0でしょう。でも店主は何れも大好きな存在です。
ニューイヤーコンサートを聴いた後に、ウィーン・ピーターマイヤー・アンさんブルを聴いていました。
演奏者の品格を落とすことなく、その品格を十分に楽しむことが出来ますね。
何ともリッチな気分になります。音色はリッチそのもの!フレーズの端々まで、豊かな味わい満ち、各旋律はしなやかに歌い、リズムも生き生きとして快く楽しいですね。小型VPOを存分に楽しむことが出来ました。
さらにコントラバスの音が良いですね。これらの演奏を損なうことなく、自然に再生してくるのがCONTOUR2.0とThe Special FortyLSCですね。
横浜のIさんから「最近はディナの事ばかりですね。(笑)TDより良いスピーカーなのですか?」と質問を頂きました。
店主はどのように感じ思っているかをお話しました。
「TDシリーズは21世紀のスピーカーです。ディナは20世紀と21世紀の端境期にいるスピーカーです。 いきなり21世紀のスピーカーに馴染めない方には必要な存在と思ってご紹介しています。」とお話をさせて頂きました。
さらに「ディナはカラーリングの少ないスピーカー作りを目指していますね。
TDシリーズはその構造からしてカラーリングとは無縁なスピーカーです。
ディナを散々聴いた後にTDシリーズのスピーカーを聴いてみると・・・・・・・
スキーで例えると、散々ゲレンデで滑り終わった後にスキー靴を脱いだ時の解放感そのもののようです。
色付けが少ないと言われているディナのスピーカー達ですが、その箱の音が分かるようになるのです。
箱の制約から解放された再生を聴いてしまうと、そのサウンドステージの広さにびっくりすることになりますね。
ここに20世紀と21世紀の端境期にいるスピーカーと21世紀のスピーカーの違いを
強烈に教えられることになります。とはいえディナの良い意味での色香が好きですね。」
ということで、店主はどちらも好きなものですから、この両時代を代表するスピーカー達を強くお薦めするものです。またTDシリーズを聴いたことが無い方には関係ないことでもありますし。