追悼
西城秀樹さんが亡くなられた。私は同じような世代ですから彼の歌を聴かないでは過ごせない環境にありました。
店主が若い時はクラッシックオンリーだったのですが、バリー・マ二ロウの歌は聴いていた。「哀しみのマンディ」 「コパカバーナ」などよく聴いていました。以下でコパカバーナを歌うバリーを見ることが出来ます。
https://www.youtube.com/watch?v=N3o52bxh2-4
最初にハー・ネム・イズ・ローラと出てきます。ローラと出ると傷だらけのローラを
思い浮かびますね。
レコードの時代なので、新譜が出ると買っていたものです。
1985年の来日の時であると思うのですが、「YMCA」をバリーと西城さんが一緒に歌う場面をTVで観る機会があったのです。確かYMCAだったように記憶しています。
すると西城さんの方が上手いのですね!! これには店主はびっくりしました。
以前、これに似たようなことがありました。それはハリー・べラフォンテと美空ひばりさんがデュエットした時、ハリーが「僕は君の様に歌えない」と発言したことです。
その歌もCDか何かで聴いたのですが、確かに粗削りなハリーと自由自在なひばりさんの違いを聴いて驚いたのですが、それ以来の驚きを与えられました。
とはいえ、俗にいう秀樹ファンではありませんでした。
しかし、今回の訃報に接して、彼の活動の映像を見ていると、ポロポロと涙が出てくるのですね。
「何でだろう?」と考えていたのですが、同じ時代を生きたエネルギーが失われたことに対する喪失感がそうさせているのだろうということに思い当たりました。
またCD-R1と508の組み合わせで彼のTVから流れる歌を聴いていると、当時のエネルギーが刺激されて、さらに喪失感がより刺激されているようでした。
ハスキーな声ですが明るい希望を与えてくれる西城さんの声に自然に励まされていた時があったのだなあとも気が付かされたのでした。
さらに秀樹ファンの皆さんの悲しみが同時に伝わって来たのでしょうね。
今もこのブログを呟いているとポロポロと涙が止まりません。
改めて音楽の凄さを教えられたのですが、だからこそ良質な音楽再生を提供していかなければと思うことにもなりました。
また、この点について改めて気が付かせて頂けた西城さんには心から冥福を祈るばかりです。
合掌