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満開宣言

本日、待ちに待ったRA-6000のヒューズを交換することが出来ました。ローテルのS社長自ら作業に当たってくれました。

それまでも素晴らしいと言えば素晴らしいのです。

が、桜が満開になる前の8分咲きや9分咲きの時の美しさと同じで、素晴らしいのに微妙に立ち上がる音が甘かったり、女性のソプラノ声の最後のひと伸びが欲しいとか桜が満開になる前の状態のように感じていた店主です。

その潜在能力を理解していたので、苦しみにも感じていました。

既にA11やRB-1582MkⅡはローテル社推薦のヒューズに交換していたので、その素晴らしさを体験しています。そして、A11のヒューズ交換前の状態も知っていたのでRA-6000のノーマルのヒューズ状態の再生と似ていることも体験しています。

ですから未来の姿は見えていたのに、それが現実として現れないじれんまも感じていた

この1か月ほどでした。


ヒューズを交換してみると、小さなボリュームの状態でも素晴らしさが分かります。

音の輪郭がまるで異なるのと、音が飛んできてくれます。楽器でよく言っていた遠達性のある音になっています。

ボリュームを上げるに従い、その凄みが迫ってきます。

「遂に来た!!!!」と心の中で叫んでしまっていました。


50年代、60年代の録音を聴いても何の不満もありません。

70年代、80年代前半の録音をでもそうです。

Tony Bennett - I Left My Heart in San Franciscoを聴いてみました。

これは何度も聴いてアナログ時代との音の違いに「CDだから駄目なのか!?」と思っていたものです。


何か薄い音で、子供の頃に聴いていた温かさ、豊かさや潤いをまるで感じられない音に、このCDを購入し始めて聴いた段階では、かなりショックを受けました。

しかし、ATOLLやSIMAUDIOのお蔭で、かなりいい感じに鳴ってくれるようになりました。

しかし、僅かに子供時代の感動が完全には蘇らないので、残念に思っていました。

ヒューズ交換をして、遂に出てきてくれました。温かさ、豊かさ、潤いを持って若き日のTonyが戻って来てくれたのです!

RA-6000のヒューズ交換前の段階ではシナトラやディーン・マーチンも聴いていました。

素晴らしいエンターテイナーでもある人たちです。彼らの熱量は半端ではありません。

以前で呟いたRB‐1582MkⅡLSとの組み合わせで聴いたシナトラの魂の籠った感動が伝わって来ます。

音の一つ一つがつながりが音楽としての幸福感をしっかりと味合わせてくれるようになりました。

しかし、ヒューズ交換をしていないRA-6000ですので微妙な微妙な不満もありました。




ヒューズ交換をすると満開の桜を眺めて受ける感動にも等しいと状態になりました。。超自然である満開の桜が心に感動を与えてくれる、それが幾つも並んでいる姿は言葉には尽くせないものがありますね。

それと同じ感動を店主は味合わせてもらえました。


同席して下さったS社長もO氏も同じでした。 昨年末から始まったROTEL達との人生が、こんな素晴らしい結果になるとは、想像を超えています。


この感動を一人でも多くの方に味わって頂きたいものです。

そして、この感動を体験させてくれた存在にTD510zMK2 LSをライフサウンドのオリジナルケーブルたちがいます。

TDシリーズの潜在能力を引き出すために必要なチューニングを行った上での話ですが。


この幸福感を体験した一人にアシスタントの妻がいます。

皆さんがお帰えりになられた後に、店主に呟いてきました。

『キッチンで坂本冬美さんの「会いたい」を聴いていたら、胸の中が震え始め、びっくりした。そして、何かがこみ上げて来た。それで、キッチンから移動してリスニングルームの後ろで聴いていた。』と



これまで何度も試聴していたアルバムであり、その曲です。しかし、こんな体験はしたことは無かったのですね。

この曲の歌詞の内容は悲しいものですが、その世界に入り込んでしまったようです。それでキッチンからリスニングルームの後ろへこっそりと来て聴いていたそうです。

心の琴線に触れた体験をしてくれたようです。

ヒューズを交換したことで、心に響くサウンドになったということですね。

一般的なハイエンドの世界には何の感動も示さなかった人が、ROTELだけには反応してくれるのですから面白いです。


感動満開です。



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