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満喫

  • lifesound
  • 2月19日
  • 読了時間: 3分

土曜日にユーザーのHさんをお迎えしてのコンサート。

LPとHAP-Z1ESの演奏会でした。

SPはGreat Sixteen、アンプはRC-1590MKIILs&RB-1582MkⅡLS、ケーブルは、すべてSUPERNATURAL「極」です。

スピーカーはHさんのご希望です。


まず、Great Sixteenの作りの良さに感嘆されていました。どんなに良い材料を使っても、スピーカーキャビネットの作りが甘ければ、良い再生は不可能です。

その点、匠の技術で作られたスピーカーキャビネットは、どこにも隙がありません。


Great Sixteenのフロントバッフルと天板、側板を見ますと、このようにしっかりと作り込まれているのが分かります。

これが天然資材ではなく、ABSとかになってくると、ちょっと残念なサウンドになります。

何百万や一千万超えであったとしても同じです。


天然の吟味された素材を使い、しっかりと作られた楽器と樹脂系や合板系で作られた楽器では天地の違いがありますが、スピーカーも同じです。容姿や価格に驚かされることもありますが、慣れてしまうと、その違いが分かって来ます。

また天然の木材で構成された楽器は経年変化とともにより深く、表現力をアップしていきます。同じようにこのオリジナルスピーカーも同じです。鳴らし込む程に変化をして行きます。特に指揮者やオケ、そしてアーティトたちの音楽性が高いほどに、素晴らしい状態へと変化をしていきます。それがABSと合板で作られたスピーカーキャビネットで出来たスピーカーとの大きな違いです。


Hさんとのコンサートの最初の曲はサー・エイドリアン・C・ボールトの指揮、ロンドン・フィルの演奏で上のアルバムです。残念ながら店主はボールトの演奏は初めてです。

指揮はアルトゥール・ニキシュに師事され、マックス・レーガー作曲の師事をされたそうです。

しかし、地味なのか真価が見直されたのは80台になってからとかで隠れた宝のような指揮者だったのでしょう。

最初はエルガーから。演奏が始まる前に、Hさんと体験していたのはコンサートが始まる前の緊張感でした。

演奏が始まると何か静かに吸い込まれて行くような感じなっていきました。決して派手ではないのですが、しっかりと構築された建物の中に招きいれられた行くようでした。エルガーの世界を案内されたようでした。

曲が終わると「ホッと一息」つきました。まるでコンサーの演奏が終わったかのような感じになりました。Hさんもそのようでした。

2曲目はソロはジャネット・ベイカーでパリー作曲の「Blest Pair of Sirens

これは神秘的な世界を表す曲と言ってもよいのでしょうか?

ベイカーの声が不思議なくらい魂に入り込み、この世的な世界から切り離されたような体験をさせられました。気がつくと身も心もサッパリ。

面白い体験をさせられました。


その他にあれこれ聴きましたが、すべてコンサートでの演奏をされたような状態になってしまいました。

Hさんも普段ご自宅では出せない音量で聴いて頂く事ができて大満足されていました。



4時間に渡るコンサートでしたが、実に楽しいものでした。

特にカレル・アンチェリとチェコフィルを聴いて頂くと、チェコ・フィルの独特のサウンドを聴いてHさんはチェコ行きたくなったそうです。

私もプラハの歴史地区を散策したくなりました。アンチェリさんの故国の空気に触れ、彼の演奏に込めた愛情をさらに深く感じ取りたいからです。









 
 
 

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