top of page
  • lifesound

ATOLL IN300を聴いて

今回はお客様のMさんとご一緒に試聴をしました。。



↑の2枚のCDで試聴しました。

VINCENTE AMIGOからはトラック6、BEST AUDIOPHILEVOICESⅣからはトラック6を。Mさんはフラメンコギターを演奏されてかなりの腕前。さらにオーディオでしか音楽再生基準を知らない方ではなく、楽器演奏やコンサート体験からオーディオ再生についての基準をお持ちの方なので、店主と価値基準が一致しているところが多いのでライフサウンド流のオーディオ再生アプローチを深くご理解頂けるので御一緒させて頂きました。

試聴に使用したスピーカーはTD510zMK2COSです。ケーブルは全てライフサウンドオリジナルです。またIN300に搭載のDACを使用しました。


ノーマル状態のIN300ですが、これまでのATOLLとは個性がかなり異なります。

パワー感が凄いので、実在感には優れています。音を押し出す力も強く、それにはこれまでのATOLL製品とは異なるところですね。

しかし、ノーマルはノーマルなので内部配線材の悪さが出ています。

さらに足ですね。ゴム足の音が折角の能力を阻害してくれています。

フラメンコギターでは、その状態の音質は音の分離が甘い、前後高さの広がりがイマイチ。

ですので空間表現が立体的ではなく中途半端になります。弦の違いつまり1弦から3弦、4弦から6弦の音質が同じ様に聴こえてしまいます。さらに奏者のタッチがラフに聴こえます。

アポヤンド奏法でアクセントをつける音の伸びが無いので奏者の表現が阻害された感じですす。アルアイレ奏法での余韻も少ないので奏者の演奏のスケールが小さくなってしまいますね。

ゴルペ板を叩く詰めの音が甘く品がありません。パルマの音の迫力はありますが、衝撃的な

音が緩いです。さらに歌手の歌声とギターが響く空間が狭く神秘感が出ていません。


それからATOLLはゴム足を使ってアンプを支えていますが、このゴム足はかなり音を潰す感じになっています。

これはMA100でも体験していることです。


ですので何も知らないで購入された方で生の楽器の音の生まれ方を知っている方には

美点もあるが暑苦しい音と感じられて手放される方もあるかと思います。

オーディオ再生でしか音楽を聴いていない方には迫力ある!!!と言って喜ばれるかもしれません。



しかし、ライフサウンドは、そんなことでは諦めません。何をどうしたらIN300がこの問題を乗り越えて素晴らしい音楽再生をしてくれるかを読み取りました。



そこでMさんがオークションで導入されたIN300をライフサウンド流に調理させて頂くことになりました。




閲覧数:888回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page