HAP-Z1ESにも
浜松市にお住まいの昔からのユーザーであるOさんから、HAP-Z1ESへのSupernaturalチューニングと、さらに低音域の重さが欲しいということで、RCAケーブル接続端子に使用されている配線材をギガ伝送用の配線材4本へ交換しました。
音楽の先生であられたO氏は、合唱の指導などで大活躍されておられました。
ですので、その実践での経験から鍛えられた、生音に対しての敏感な感覚からは、一般的なオーディオユーザーでは気が付かれない音質をしっかり聞き分けられてしまうのです。
そこで、今回は低音域に関するご要望が出たと思います。
しかし、低音域だけ重くすることは、危険も伴います。バランスを悪くするからです。
そこで店主としては全帯域に質量を乗せた方が良くなると判断をして、配線材の交換をしました。
これは芯線の質の問題にもなり、ギガ帯域の伝送が出来るケーブルの芯線は、一般的なオーディオに使われる「より線」や「単線」の素材に比べてかなり分子密度が高いように感じられます。
その結果、音楽振動を正しく伝える事ができるようになります。
一般的にオーディオ再生に使用されていケーブルの芯線には、そのような分子密度が無いように感じられます。
その結果、音が微妙にぼやける感じなるので、特に波長の長い低音域が正確な振動を作れないようで、締まりの無いボケた感じになるので不満に感じられることになるのでしょう。
また高音域は凸凹の道を走る車の如くで、歪んだ音を生み出す結果にもなるのです。
それはライフサウンドの川越研究所のM所長が使用しているフィールド型ユニットを使うスピーカーにおいても影響がありました。
音が良いと言われているフィールド型スピーカーですが、ビンテージ線を使ったとしても、同じような結果、つまり、その性能を完璧に発揮することは出来ません。
そして、M所長がSupernatural「極」を使用した結果、従来のオーディオ的評価を超えた世界へと参入することが出来たのです。
どんなに優れたスピーカーユニットを使用したとしても、そこへ到達する音楽情報を届けたとしても、スピーカーユニットへまでに、音楽情報の損失や歪があれば、大きな目でみたら
大同小異ということになるのです。
同じ次元でくらべたら、一般的なスピーカーユニットを搭載したスピーカー達たちより、フィールド型スピーカーの方が優位性のあるサウンド聴かせてくれることでしょう。
しかし、21世紀の音楽再生の基準を満たすことはないのです。
それはM所長自らが、体験され、それを証明してしまったのです。
そして、今回の内部配線材の交換は21世紀の音楽再生のために、スピーカーやアンプたちが、与えられる情報の質が21世紀の音楽再生の質を満たすために、ケーブル素材の性能の為に失われてはならない情報が無いようにするために必要な措置なのです。
それは違う言い方をすれば、現在のオーディオ再生の限界突破を目指すということでもあるのです。
同じ人生の時間を過ごすならと考えると、20世紀の音楽再生のレベルに甘んじることは、人生の時間の無駄使いとなるように店主の年齢になると、痛切の感じられてしまうことでもあるのです。
人生は光陰矢の如しです。
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