エンジニアとの話
最近MMカートリッジとMCカートリッジついてあるエンジニアと話になりました。
それは中電のMG-3675のようなカートリッジに触れると無理に高額なMCカートリッジを
使う必要が無くなるのではということを話しました。
一般的には、MM型はパワフルかつダイナミックな表現を得意とし、MC型は再生周波数も広く繊細な表現が可能と言われていますが、総じて、MC型の方が音が良いと言われています。
しかし、出力が小さいため昇圧トランスなどが必要になります。
そうなるとMCカートリッジが拾った情報が、その後ろに来る昇圧トランスやヘッドアンプの性能が影響してアンプへ流れます。
また最近は昔のようにトランスを巻けるベテランの職人さんが皆無なような状態のようで、
性能の良いトランスを持った昇圧トランスを手に入れるのも難しいようです。
その過程が少ないのがMMカートリッジです。
そして、さらに厳しい話なのですが、発電量の少ないMCカートリッジがレコードに刻まれた情報をすべて拾えているのだろか?
という話になりました。その少ない情報を昇圧トランスなどで増幅しても本来の情報をすべて拾えているのだろうか?という話に広がりました。
そうなるとCDと似たようなものかなとまで話が飛躍しました。
その点中電のMG-3675やMG-3605はそんな不安がありません。
最近比較したのがオルトフォンのSPUやMC20でした。MG-3675との情報量の違いに驚かされました。
当然ですがオルトフォンの方が情報が少ないのでボーとした感じになっていました。
これは一例にしか過ぎないので決定的に言えることではないのですが、びっくりしたことです。
ノーマル状態のMG-3675やMG3605ですらこの凄さです。
さらにチューニングされたライフサウンドオリジナル状態になっているMG-3675などは
圧倒的な違いになってしまいますね。(汗)
21世紀の面白い出来事になると良いなと店主と思っています。
Comments