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純粋性その2
その為にチューニング技術の開発やオリジナルケーブルの開発を行ってきました。
純粋性が高まると再生された音楽への共鳴がより深くなり感動も高まります。但し演奏者や演奏曲を選ばないとなりませんね。演奏者の状態が良く分かるようになるので不健康な心理状態の演奏者の場合は、その不健康な心理状態の影響を受けることにもなります。
それは演奏に限らずです。オーディオ機器を作ったメーカーの状態も分かるようになるのです。昔は有名だったメーカーなのに、今は「何これ?」ということが良くあります。
過去の名声が都市伝説のようになって今でも幅を効かせているものもあります。創業時の
理念とは全くかけ離れていても名前だけが独り歩きしているような状態のものがあります。
さらに「自分はどうなのだ?」と言うことにぶち当たります。子供の頃のような純粋性は失われこの世にまみれています。「そんな自分がどうのこうの言えるのか?」ということも大問題ですね。純粋性を取り戻すには音楽です。音楽から生み出される音の中に自分の汚れを落とすエネルギーが存在しています。
自分の汚れが落ちる時は涙することもあります。また体が温かくなり、心が軽くなります。
希望が湧いてきます。
その為には、この曲を聴けば自分を取り戻せる、あるいは心が浄化されてるというリファレンスになる曲をあるいはアルバムを持つことが大事になります。
またケーブルを開発して、その性質を確認する時は集中していますので雑念が吹き飛びます。雑念が吹き飛び汚れが消えてくると見えてくるものがあります。その見えてくるものとは、音に対する目指す方向が見えてくるのです。
ですからある時間は集中して確認作業を続けることで、その状態が維持されているとより見えてくることになります。新製品を作る時は、これまで何か足りなく思っている感じがあり、それが何なのかを深く理解出来る時でもあります。
前例のないことに向かうのですから、それが良きものとなるか、そうでないのかを見極める基準を持たないと単なる自己満足で終わります。
その基準とはより自然であること、または純粋性をより感じられることではないでしょうか。それが出来た時は魂が感動をするという共鳴が起きることになります。
様々に感動体験を積むことで、さらに深く感動することが出来るか否かが基準ということに
なります。
先日頂いたお客様からのご感想のようにありたいものです。
「ベーゼンドルファーが確かにベーゼンドルファーの音で鳴ってくれます。
とてもありがたいことです。」
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