年齢
最近、お話させて頂いたお客様と大変面白い話が出来ました。
店主とも年齢が近い方のようで、趣味もオーディオ以外にゴルフと言う点でも同じような趣味を持たれています。
再生音楽に関してもかなり追い込んだ経験をお持ちのようです。
しかし、最近は追い込んで綺麗な切れ味の音ばかりでは、音味が薄く感じで癒されないようです。
店主にしても初期は純粋な音を求めていました。ソリソリしたとは言えませんが、そんな方向でおりました。
昔から一人で動かせるオーディオをモットーにしてもいました。それでもセパレートの魅力などにも嵌っていましたが、最近はインテグレーテッドアンプがメインです。
配線をあれこれするも、また、お客様の合わせて機器の交換もしなければなりませんが、インテグレーテッドアンプであれば煩雑な作業をしないで済みますし、場所も取らない。都市型オーディオをメインとしているライフサウンドでは最高の機種といえるでしょう。一人で動かせますしね。
そんな中で癒しのある音を目指してもいましたので、メインスピーカーで何とかしたいと思う反面、サテライトシステムと言っている2.1cHの魅力も捨てがたいものがあります。
2本のメインスピーカーで再生する場合は弦楽四重奏のような感じですね。しかし、2.1chになると奥行き感や
広がりが豊かになりますね。そして、サブウーファーから生み出される低音の響きに体が癒されることにもなりますね。
そんなことをお望みであったお客様の願いとTD520SWLScとTD712zMK2LScの組み合わせは大変マッチされたよでした。
そしてアンプはATOLL IN400LSCですがCDプレーヤ―はSIMAUDIOの260Dです。
豊かでトロ味があるIN400LSCとアナログ的な再生をしてさらに精緻な音質を生み出すSIMAUDIOの260Dとの組み合わせは、お客様の望まれている方向のようでした。
演奏の雰囲気を崩さずに、しかし、オーディオ的な満足も持ちながら癒される再生音楽。
どうも年齢を重ねた結果として辿り着いた再生なのかもしれません。とはいえ腰が曲がったような再生ではありませんよ。
ゴルフもそうですが、若い時に使っていたシャフトでは硬すぎたり、重く感じられるようになります。しかし、飛ばしたい!! でも体に負担の少ないシャフトが欲しい!?」と
最近の技術進歩で、軽くて剛性もあるシャフトが生まれていますので、若い頃のように
飛ばせる時代にもなりました。そして、体に優しいシャフトです。
ということで年齢なりに必要な状況をオーディオ再生にも求めるようになっているのかもしれませんね。