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Inter BEE
↑会場が奥に見えます
今日は幕張メッセへ。目的はInter BEEに出展しているTDシリーズの9.1cHのシステムの試聴です。
株式会社静科さんが、デモのの為に選んだのがTDでした。
以前に参加したこともあるのですが、それも17年以上前のことでした。ここにはプロが集まるので、一般ユーザーを相手にするオーディオショウとは、一味違った良い緊張感があります。
目的の場に直行! 早速ブースを体験させてもらいました。
そこにはTDの産みの親である小脇氏が待機しておられました。
早速真っ暗な中に入り試聴開始。
TD508MK3が9台とTD520SWがセットされていました。全方位から音が出て来ますね。
面白い仕掛けでしたが、「これを許してくれる奥さんがいるのかな?」とも思いましたが、6畳ぐらいで出来るので、可能かもしれませんね。
このブースは吸音パネルが目的ですので、一般家庭ではあまり必要が無いでしょう。
スタジオなどでエアボリュームが不足している環境において威力を発揮するものでしょうね。
試聴中で話題が出たのがNHKの22.2マルチチャンネルです。8Kの映像に合わせて音響も全方向から再現することで映像の現場の臨場感と迫力を体験できるだろう!! という試みです。
スピーカーが重低音用の2台、その下層に3台、中層に10台、上層に8台という物量を誇るシステムです。
どんなアンプで再生するのでしょうか?
現在は、そんなアンプはありません。オリンピックまでにそんなアンプが作られるのでしょうか?
さらに現在存在しているスピーカーで、このシステムを実現したら、スピーカーだらけの部屋になりますね。時代が進めばそれ専用のスピーカーシステムが作り出されるかもしれませんが・・・・映画館などでは面白いでしょうね。
アシスタントの妻も同行したのですが、「誰がこんなシステムを許すの!」と言い出しました。さらに「2チャンネルのシステムでも導入で揉めるのにね!」と感想を言っておりました。
苦労して開発したエンジニアの皆さんが聞かれたらどう思うのでしょうね?
8Kの画像が素晴らしいとのデモも見たのですが、そんなに驚かないのです。何故なら現在の一眼デジタルカメラではすでに画像で実現しているようなものです。さらに現在は画素数が上がっておりますので、びっくりしませんね。とはいえ、こちらは動画ですから、それは大変なのでしょうね。スローモーションがより自然な動きで見えると宣伝していましたね。自然に見えることは大変難しいことであると思いますので、今後もさらに8Kに留まらず16K、32Kと育って行くのでしょうね。
あるメーカーのコーナーで8K用のビデオカメラの値段が800万円と言われていました。これは放送局用なのでしょうね。
高額なオーディオ機器よりは安いのかもしれません。
さた、ここに集まる録音関係者の方の努力が、何れは我々が聴かせてもらえる音源になるのかもしれませんので、よろしくお願いしますという気持ちになってもいました。
と言うことで会場を後にしましたが、もう直ぐ12月です。年末のボーナスで新たに機器を導入されることを考えておられる方も多いと思いますが、在庫の問題もあり、争奪戦にもなります。
在庫が切れると輸入製品の場合、12月はクリスマスシーズンになると仕事をしないメーカーが多いので、1か月から1か月半待ちになることも珍しくはありません。
さらに流通関係も休みますので、休み明けは大混乱でしょうね。
新しい機器でお正月に楽しもうとされるご予定がございましたら、お早めに動かれた方が宜しいかと思います。