ライフサウンドチューニングについて
- 店主
- 2018年11月25日
- 読了時間: 4分
初めてのお客様からご質問を頂きました。
「ライフサウンドチューニングってどういう効果があるかはHPで見ていて文章としては理解しましたが、その根本的な働きが、どうしてなのか分からないのですが」とのことでした。
オーディオアクセサリーは様々なものがありますが、店主が過去に納得て来た体験をさせられたのは神木社のアクセサリ―だけでした。
効果はあるのですが、価格が素晴らしいので「どうぞ!」と簡単にはお薦めし難いところもありました。そのような素晴らしいアクセサリーが出来ないか物と考え続けていました。
ある時、SAECのアームの修理をお願いしている開発者でもあったT氏のお宅である実験をしました。
日頃お世話になっているので何かお礼が出来ないものかと考えてもいたのです。
そしてT氏の作業場である事件をしました。
がっちりとした土台に支えられたターンテーブルがありました。そして、そこで生まれる振動をオシログラフに表せるようにもされていました。
ここでT氏から教えて頂いたのが、「これだけの重量級の土台を作っても、オシログラフの波の波形の先に生まれる髭が消えないのです。」という事でした。
この方の製作されたアームの凄さは世界的に知られていてディープなアナログファンなら必ずご存知の方でもあります。その道の神様の様な方です。
そんな方のお役立てるか等と考えているなんて、何とも厚顔無恥なことでしょうが、
一つの素材をその強固なターンテーブルのボディに置かせて頂きました。そしてテスト開始。
長年あれこれ対策を考えられたT氏がオシロを見ておられました。
そして「髭が消えた!!!!」と驚かれたのです。
T氏が言われる髭とは微細な振動のことを言うのです。
アームをジュラルミンのインゴットから削り出すためにソフト開発された方です。
さらに自ら命を削りながらも10000万分の1の精度を要求される仕事をされて来た
方が驚かれたのです。これは店主にとっても今後の進むべき道を決めされられた事件でもありました。
そして、その使用した素材単体に頼ることでは得られる効果が限りなく小さいことも、その後の開発段階で理解させられ、それ以外に必要なアクセサリー用パーツの開発の必要に迫られました。
そして最初に生まれたのが2層構造のパワーアップシールです。
これは振動を抑えるものではありません。解放するものなのです。微細な振動が再生に
与える影響の大きさをT氏の作業場で体験させられた店主には、この微細な振動の怖さが身に染みていました。
様々なダンピング素材も試しましたが、振動を抑える効果はあるものの、その素材の音が再生に乗ってしまうこともあり。効果と弊害のバーターに過ぎないことが分かりました。
しかし、この問題を生み出すことなく、振動による弊害を聴感上感じさせないのがパワーアップシールです。そして、より音楽が楽しめる、音質が楽しめることを提供してくれることになりました。
さらにその後の開発で3層構造や4層構造さらにクリスタルチューニング用の5層構造のものが完成しました。
これらは振動の管理のみならず、信号の流れを良くしてくれることで、オーディオ機器の能力をさらに引き出す効果があります。これらは、回転系や電解コンデンサーや基盤を固定するネジやスピーカーユニットを固定するネジなどに大きな効果をもたらします。
アンプのボリューム位置が同じにも関わらず音量がアップしたようになり、より鮮明に
音楽が楽しめるようになります。
これらの効果は、オーディオ機器内における再生に必要なエネルギー損失の減少を防いでくれる結果でもあるのですね。
さらに、これらのアクセサリーの効用を応用して内部配線材にもチューニングが出来るようになりました。その効果は絶大なものがあります。
ノーマル状態では聴き取り難い微細な音もはっきりと聴こえてボリュームを下げても
音が良く聴きとれるようになるのです。
これは都市型住宅において大音量では音楽再生が楽しめないオーディエンスには大変な朗報であると思います。
小音量でも満足できる再生が可能になるのですからね。
この効果を知ってしまうと、そうでない状態の音楽再生が雑に聴こえてしまうことになります。
部品を変えないでもその効果が得られるのですから嬉しいですよね。
さらにスピーカーやアンプの一部で内部配線材が交換出来る場合は、それを行うことでさらに充実して雑味の無い自然なサウンドが得られることになります。
余計な振動を殺すのではなくそれを活かすあるいは解放することで反作用を少なくするようなチューニングがライフサウンドチューニングであり、クリスタルチューニングなのですね。