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AuraVA40rebirthSONO5


Aura VA40rebirthへのSUPERNATURALチューニングも大詰めを迎えました。

美しく磨かれたフロントパネルのチューニングをどうするか迷いに迷っていました。


Aura VA40rebirthのフロントパネルはステンレス製です。ステンレスの音は剛直な音です。

それが良い意味でも悪い意味で音に影響を与えます。

SUPERNATURALチューニングをする前にも気になることがありましたが、SUPERNATURALチューニングを行うと、ノーマルよりさらにパーツ類が活性化して元気になり、それまで気にならないでいたことが気になるようになります。躍動感にあふれ、出力が効率よく働けるようになり音楽再生の微細な部分もしっかり描くようになります。

ですのでアンプの筐体もノーマル状態より、音楽振動を受けるので共振して鳴くのです。その振動を活かして音楽的方向へ導くためにフロントパネルのチューニングを行う必要が出てくるのです。

しかしながら、より線構造のケーブル類を使用すると、そちらが生み出すノイズによりスピーカーも元気の無い音となり、スピーカーにまとわりついたような再生になることもあり、フロントパネルの影響が気にならないことになります。


ライフサウンドの場合は単なる単線構造ケーブルではないので、信号に余計なノイズが乗ることもなく、さらにインパルス応答に優れた結果をもたらすので、これまでとは遥かにことなる広大なサウンドステージと見事な音の分離により、音の輪郭がしっかりと感じとることが出来ます。ですからフロントパネルの動きによって生まれる音も正しく聴きとることが出来るのです。

しかし、美的に美しいAuraVA40rebirthのフロントパネルには手を付けたくないなと店主は思っていたのです。

それに対してTD510zMk2は、「より良い音楽再生をするために自分たちは働きたいのです。確かにデザイン的なことを大事にしたいお気持ちは分かります。しかし、そのために音楽再生の質が下がっては自分たちが正しく働けません!!!オーディオ機器は置物ではないのですよ。」と言ってくるのでした。

AuraVA40rebirthも「ここまで言ってくれる仲間がいてくれて嬉しい。1989年にイギリスワーシングで創業開始したAura Designの下で生まれた先代に引き続き、世の中の役に立ちたいと思います。しかし、先代が生まれたのは20世紀のこと。21世紀になって同じレベルの仕事しか出来ないことは恥ずかしいと思います。先代は様々な問題を抱えていたのも事実ですが、それでも愛されていました。私は21世紀に相応しい私でありたい。それが先代の名誉を守ることにもなると思います。

ですからしっかりと自分を育てて下さい!」と言ってくれたのです。

そして「ROTELA11が自分の価格の約半分の価格なのに、SUPERNATURALチューニングとフロントパネルのチューニングを受けて、自分にはない音楽再生をして姿を見ていると私ももっと働けるのに!」 と大変悔しそうにしていました。


そこで店主も音楽再生の素晴らしさを体現できてこそ、オーディオ機器としての使命を果たせることであり、その為に世に生まれてくれたのですから、その使命を果たせるように手助けすることが専門店であるライフサウンドの仕事でもあり、その結果としてオーナーになられるユーザーの皆様にも、21世紀の時代に相応しい音楽再生を味わって頂けることになるのですから。

そこで彼らの熱意に動かされてAuraVA40rebirthのフロントパネルのチューニングを行う事に致しました。

その結果として当然のことながらフロントパネルのステンレス特有の硬さは姿を消して、より音楽的に芯のある、直線的なサウンドが再現されるようになりました。

潔いと言って良いのでしょうかAuraVA40rebirthもとても気持ち良いようです。

TD510zMk2もにっこりと微笑んでくれています。

何と素敵な仲間なのでしょうか!


店主のオーディオ機器の質を判断する基準は、彼が聴かせてくれる音楽再生に

涙が出るほどに心が動かされる感動体験が出来るか、そうでないかという基準の一つがあります。


早速、試聴してみると

竹内まりやさんの歌う「返信」を聴いて、当時の人たちの悲しみが胸に刺さってくるようでした。そのように戦地に愛する人を送られ、別れを惜しむことも出来ずに今生の別れをした

恋人たちが沢山おられたことでしょう。

そういう皆さんの心を感じると涙を禁じ得ません。その皆さんの悲しみが見事に心に突き刺さってきました。

また石川ひとみさんの「まちぶせ」を聴くと、本当に歌が上手い人なのだと痛感させられます。この歌詞の主人公の心の表現が見事に描いてくれています。

残念なことに難病に侵されて活躍がし難い状況に追い込まれてしまいました。

歌詞の語尾まで心を込めて歌われている姿に涙が溢れてしまいました。


ということでAuraVA40rebirthは見事に店主の判断基準をクリアしてくれました。

80年代の歌手たちは本当歌が上手い人が沢山おられましたね。


それをAuraVA40rebirthは改めて教えてくれました。80年代に生まれたAura Design。

その当時の音楽を聴いて感動を新たに出来ました。

大変嬉しい結果となりました。これで皆様に安心してお奨めで出来る製品となりました。


 




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