記憶が新しいうちに
- lifesound
- 2月26日
- 読了時間: 2分
先日のアマチュアの皆さんの演奏会の記憶が新しいうちに、プロによる演奏をROTELとGreat Sixteenを使って生演奏との音量的違いなどをチェックしてみました。
これはテクニックの違いを比べるのではなく、音量的な違いの確認をしてみたのです。
会場との広さがかなり近いので、面白い比較になると考えてのことです。
プロは以下の皆さんです。素晴らしいテクニックと音楽性のある演奏をしてくれます。

曲目はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番ニ短調です。
通常の音量では少し小さく感じたので少し上げてみました。アマチュアの皆さんは最初は緊張されていて、音量が小さめでしたが、演奏が進むにつれて本来の音量になられていったようですので、本来の音量であろう音量に合わせてみました。
プロの演奏が始まると、アシスタントの妻が「本当に同じ曲?」と言い出しました。
店主は「今回は、それは無し」と窘めましたが、「まるで違う曲!!歌ってくれている!!」と騒ぎ出しました。
店主は「アマチュアの皆さんが演奏会まで、少ない時間のなかで、一生懸命練習された姿を想い浮かべて聴いて欲しい」と要請しました。
プロとアマチュアの違いは確かにあります。当然のことです。
しかし、音楽を愛し、演奏を愛し、アンサンブルを愛している気持ちは、プロにも負けていないと思います。ですから、演奏を拝聴していて楽しくなりました。それが彼らの愛情の証明であると思います。
ということで生楽器の如く再生しているかという点については、合格でした。
また音質的なことも着目しました。しかし、プロが使っている楽器と弓の違いは、大きいのですから、同じレベルとは言えません。が、音の響きかたに関しては、楽器や演奏技術の優劣はありますが、良く出ていることも確認出来ました。
ハイエンドと言われている世界の多くが忘れている「ぬくもり」「暖かさ」などは、よく再生されていることが分かります。
巷で言われているハイエンドとは、本当の意味でのハイエンドでは無いのではと店主は思っている次第です。その確認も出来ました。

これからのオーディオの評価は、音楽再生向け、アクション向けというよう評価をした方が合うのではと思います。例えば爆発する音や金属的な音が出てくるような場面においては金属的な音や騒音の再生が合うと思いますね。
人間の歌声やアナログな楽器の再生を希望する場合とは異なる分野になると思いますので。
と勝手に妄想しております。(笑)



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