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店主

クリスタルチューニングその33


クリスタルチューニングその23で伊豆高原にお住まいのAさんから以下の御感想を頂いたことをアップしました。

https://www.lifesound.co.jp/single-post/2017/07/20/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%9D%E3%81%AE23

昨日および本日も先ほどまで試聴をくり返しました。

ギタ-、ピアノ、ベ-ス、ドラムス、ボ-カル等の

10枚ほどです。

全体的な印象は抽象的ですが、次のようでした。

静的   → 動的

スタジオ → ライブ

冷温   → 温暖

鉛筆H  → 鉛筆B

全音域で「豊潤」な音でまるで別物ですが解像度は変わりません。

フルレンジSPには有効でしょうね。

我家では、神木を13枚使用していましたが、中・域が干渉するので4枚外しました。

今の状態では高域が以前より気持ちよく抜けないので

このままでは神木の再設定が必要です。

全体的にもう少しスリム・タイトに・・・。

暑いのに更に暑い夏なりそうです。

お疲れさまです。

と言うご感想に店主の予想と方向性を以下の様に書きました。

また、お話した結果としては中音域以下が出てしまい高音域がマスクされてしまったようだということでしょうね。

そこでスピーカーとケーブルをお預かりしてスピーカーの個性に合わせてスピーカーケーブルを再チューニングをするか、スピーカーをチューニングすることで問題を解決するという選択をすることになりました。

独特の個性を持つスピーカーですのでどんなことになるのでしょう?

ということでAさんと打ち合わせの結果としてジンガリをチューニングすることになりました。

電話での打ち合わせでAさんが「音の粒子が粗い」とも言われていました。

それを伺うと原因は内部配線材にあると店主は理解しました。

その内部配線材を交換の上、クリスタリルチューニングをすればAさんの悩みは一掃されてしまうことでしょう。

ということで

ジンガリ君とこちらでは呼んで親しみを持って接することにしました。

さてジンガリ君がこちらに来て最初に鳴らした音は、上の画像のような感じです。音を言葉で表現するのは難しいのですが画像なら分かりやすいと思いまして、上の画像を敢えて載せております。

これは遅いシャッタースピードで撮影したので手ブレを起こしております。

それでもスピーカーであることは分かると思います、またオムニレイ・ウッドホーン部分にあるZINGALIの文字も何とか読めると思います。

クリスタルチューニングを行いますと、システム環境の問題点が明確に浮き上がってきます。

今回の画像のような音がAさん宅て起きていたのでしょう。

高域が伸びないように感じられたのは、スピーカーケーブルの問題ではなく、ジンガリ君の内部配線材にあったのでしょう。また低音が出過ぎて高音をマスクしていたのでもありません。

問題点を明らかにするためには内部配線材の交換が必要になります。

ジンガリ君に限らず、多くのスピーカーはこのような状態で聴かれていることが殆どです。

過去の名器と言われたスピーカーにおいても内部配線材がより線であれば皆同じです。ですのでオーディオに全く無知ではありますが、男性に比べて耳が敏感な女性には、より線が内部配線材が使われたスピーカーを聴かれてると「うるさい!」となるのです。音が歪んでいるのです。上の手ブレを起こした画像を見れあば男性でもすぐにわかるのですが、ブレていると。しかし、音になると目をつむるというか、それで良しとしている男性諸氏が多いのですね。しかし、女性には通じません。

ジンガリ君のノーマル状態の音を聴いてアシスタントの妻は。「もう耐えられない。ざわついてうるさい!」と言って直ぐにクレームを店主にぶつけてきました。そこで内部配線材を交換する作業を開始しました。確かに店主も辛かったです。これではAさんもさぞお辛かったことでしょう。

ノーマルの状態では低音域ははドスが効いた音なのですが伸びません。高音域も伸びません。中音域も伸びないですね。これでは繊細な表現は出来ませんね。楽音に美しさを感じることはむずかしいでしょうね。

とはいえ店主は、このスピーカーが何故か可愛いのです。何とかしてやりたいと思うので、Aさんにも強く内部配線材の交換の上、クリスタルチューニングをすることをお勧めしました。

全ての音域で音が伸びやかになれば、まったく違う表情を見せてくれると確信があったからです。

内部配線材の交換後については次に呟くことにさせて頂きます。

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