DYNAUDIO The Special Fortyその8
DYNAUDIO The Special Fortyのエージングも100時間を超えました。現在は102時間ほどです。
外観が魅力的な新製品に出会うと、気になる美人のようで、痘痕も靨になりますね。しかし、時間とともに見慣れてくると「あれ?」ということもあります。
DYNAUDIO The Special Fortyも美しいスピーカーですので、出会った時は「綺麗!!!」と店主も興奮してしまいました。
そして、馴染まない内は美点が大きく感じられます。100時間ほどの時間、付き合ってみると美点と「ここは?」と言うことが見えてきます。現時点では美点が大きく支配しています。また「ここは?」と思うところは今後の時間経過で解消される可能性はあります。
現時点でのこのスピーカーの印象ですが「リッチな音」を味わえます。それは、派手ということではありません。
豊かなのですね。このスピーカーはTDシリーズのように正確に音楽を味わうというよりは、このスピーカーの個性を通じて音楽を楽しむような感じです。
得手、不得手があるようです。しかし、これも今後の時間経過で変わる可能性がありますね。
角が全く無いような音質です。滑らかで気持ち良いです。
17センチのウーハーですが、迫力ある再生もしてくれます。これは見事ですね。質量を伴う音が出て来ます。特に低音がそうですね。
とは言え現在はまだ乾いていない塗装面のように生乾きな感じの音がしているところもあります。
しかし、昨晩あたりからトランペットを聴いていると、良い意味での乾いた音が出て来て、さらに抜けが良くなって来たところもあります。
初期の頃は、マスクされた感じがありボッティのトランペットの冴えが無く、「?」と思っていたのですが、
最近は音抜けが良くなりました。初期の頃の音の感じを何かに例えるとプリンのようですね。
触るとブルンとすると思いますが、そんな感じです。それが滑らかに感じて気持ち良いと感じることも
あると思います。しかし、楽音としては癖のある音ということでしょうね。
そんなことも、今後の時間経過でどのように変化するのかが楽しみです。
何しろとびっきりの美人さんですから、さらに美しくなってしまう可能性がありますので!!!