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別世界へ その2


前の呟きでのセッティングでもかなり素晴らしい音楽再生が生み出さていました。

付属のA/Cケーブルでは微妙なブレがあり、それが揺らぎのような感じもなります。

それはそれで心地良いのですが、10年ぐらい前に製作したA/Cケーブルは今では作れない素材構造を持っていました。さらにクリスタルチューニングをしています。

そこから生み出される結果は、より線で揺さぶられたような微妙なサウンドは姿を消し、どこまでも澄み渡る純粋さと美しい線から紡ぎ出されるリアルな世界です。水の音が生々しく、その質量から生まれる音の重さすら感じさせることになります。ここまで再生が出来ると、かなりエネルギー持った音になるので、機器に生まれる振動の管理や

お部屋の管理が必要になって来ますね。

ルームチューニングの意味はこのエネルギーによってお部屋が揺さぶれれて不要な共鳴から音楽再生を邪魔しないこととライフサウンドでは考えています。

吸音をしてしまうようなことは自殺行為であると考えています。(場所によりますが。)

さらに反射板で何とかしようと考えるのも一面的ですね。

何故なら、その反射板の素材の性格が音に乗るからですね。さらに大きな面での反射、その面の性格が生まれてしまいます。その意味では過去に扱っていた神木社のマッピンゴディスクは秀逸な製品です。

さらにLSエボニーパッドは強烈な指向性は持ちませんが、360度方向へエネルギーを発散出来ますので、上手に使えばマッピンゴディスクよりも良い結果をもたらすことになります。

まずはセンターへIさんがお持ちのマッピンゴディスクを。これによって低いステージが上がり、お部屋を有効に活用する状態に近づきました。

さらに両サイド後方へ。これで壁の共鳴が消えて再生音の純粋性が高まりました。さらにサウンドステージが広がりました。

こうなるるとIさんもさらに残された2枚のマッピンゴディスクを活用したいと希望されるようになりました。

ということで天井の傾斜をより生かしさらに空間に音楽が満ちるようなセッテングを行いました。

マッピンゴディスクは左右の壁やや中央から下、さらにセンターに縦に2枚。

LSエボニーパッドは天井と壁の交わる場所に3枚、さらにここには写していませんが、床と天井に1枚づつ貼りました。

これらによって完全にスピーカーは姿を消して、音密度が高まり、奥行きも広がりもお部屋の大きさを忘れる状態になりました。

機器的にはチューニング代も含めて20万円少々のシステムですが、別世界にリスナーを連れて行ってくれる再生が実現しました。

IさんはTDシリーズのメリットである箱鳴きの無い純粋な音に心を癒され、さらに

そこにある想像を超えた音楽再生の世界に入り込めた幸福を味わって頂くことになった結果に大満足。

店主もこのような既存のオーディオ再生を超えた世界を創り出せた場に同席させて頂けた幸福を味わっておりました。

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