「違和感」が教えてくれた、音と身体の真実
- lifesound
- 17 時間前
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迷走電流と純粋性
最近、私自身の身体にある異変が起きていました。ある時は喉に言葉が詰まるような違和感を覚え、またある時は滑舌が思うように回らなくなる。一瞬、「脳梗塞の前兆では?」と不安に襲われたこともあります。
実は、その原因には心当たりがありました。
最新のプリメインアンプ MICHI X5S2。

本来、ライフサウンドの基準に達するためには、内部配線材を交換し、迷走電流を徹底的に排除する「調律」が不可欠です。
しかし、工場の忙しさに追われ作業時間が取れず、さらにその重量ゆえ一人での移動も難しく、未完成の状態のまま長時間聴き続けてしまっていたのです。どこまで我慢が出来るかと挑戦してみようとも思っていました。(汗)
「本来あるべき姿」ではない音を、プロとしての耳と身体で受け止め続けた結果、私の肉体は明確に反応しました。1日において10時間近く聴いている日もありました。
店主は、この実体験をもとに脳医学に詳しい先生に現状の状態について伺ったところ、非常に興味深く、そして少し怖い話を聞くことができました。
■ 脳を蝕む「目に見えないノイズ」
先生の話では、店主が感じた滑舌の鈍りや喉の違和感は、決して気のせいではありませんでした。
人間の脳は、入ってきた音を無意識に「正しい形」へ補正しようと常に働いています。
しかし、未交換の配線材に流れる迷走電流によって生じる微細な時間軸のズレや位相の乱れが含まれていると、脳はその補正作業に大きな負荷を強いられます。
言葉を司る前頭葉や、動きのタイミングを制御する小脳が、この「音の濁り」の処理にリソースを奪われる。
その結果、発声や滑舌の制御が乱れ、店主が体験したような「脳梗塞を疑うほどの違和感」として現れる。
そう考えると、非常に筋の通った現象だと言えるそうです。
■ 決断、そして再生へ
お話を伺い、このままではいけないと考え、人を雇う決断をし、ようやく工場の時間を確保しもらって、MICHI X5S2の内部配線材をすべて交換しました。
作業を終え、迷走電流が抑えられた「純粋な音」が流れ始めた瞬間、身体を支配していた緊張と違和感は、嘘のように消えていきました。頭の中に砂埃があったような感じでもありましたが消えました。
「音が悪い」というのは、単なる聴感の問題ではありません。脳を疲弊させ、身体の自由を奪うものでもあるのです。これは経験からも知っていたことですけど。
■ 再生とは何か
ライフサウンドが提供すべき音楽再生とは、脳が補正を必要としない「余計なものがない、純粋な音」です。
時間軸が安定し、位相が整った音に触れるとき、脳は補正という負荷から解放され、心身は自然な状態へと戻ってくことが出来ます。
「再生」とは何か。
それは、どれだけ聴き手の生命を健やかな状態に保てるかという設計です。
私たちは、その答えを音で追い続けています。
それが、ライフサウンドです。
しかし、今回は店主自ら無謀な挑戦を行ってしまいました。(笑)



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