ELEVEN AUDIO A390、その音を聴いた瞬間に!!!!
- lifesound
- 12 分前
- 読了時間: 4分
その音を聴いた瞬間に、私は思わず「これは知っているな!!」となってしまいました。
最近のアンプは、確かに音の一つ一つを美しく描きます。解像度も高く、空間表現も鮮やか。細部までよく見え、音そのものの質感も非常に洗練されています。

しかし、その一方で、私はどこか物足りなさも感じていました。 それは、「音」と「音」がつながっていかないことです。
音符は綺麗に存在している。けれど、その前後の呼吸や余韻、響きの流れが分断され、結果として“音楽”になり切れていない――そんな印象を受けることが少なくありませんでした。
それはまるで、美しく整理された「音の羅列」。 しかし本来、音楽とは単独の音ではなく、音と音の関係性の中から立ち上がってくるものだと思うのです。
◆ 現代の数少ない「音楽を鳴らせるブランド」との共通点
その意味で、私が以前から高く評価しているRotel(ローテル)は、現代では数少ない「音楽として鳴らしてくれるメーカー」の一つでした。音の派手さや刺激感ではなく、以下のような要素を何よりも大切にしているからです。
音楽の流れ
響きの連続性
自然な重心
演奏の呼吸感
そして今回聴かせていただいたELEVEN AUDIO A390にも、私は全く同じ方向性を感じたのです。
もちろん、単なる昔風の厚ぼったい音ではありません。静けさや透明感、現代的なS/N感もしっかりと兼ね備えています。
しかし何より素晴らしいのは、音が「点」で終わらず、自然につながりながら音楽として存在していくこと。これはスペック表だけでは決して見えてこない、本当に大切な部分だと思います。
◆ ハーフサイズから放たれる“フルボディ”の衝撃
さらに驚かされたのは、そのサイズ感でした。 ボディはいわゆる「ハーフサイズ」。しかし、そこから再生される音楽は、まるで“フルボディ”です。
音が薄くならない。
小型アンプ特特有の線の細さも感じさせない。
無理に誇張した厚みではなく、自然な密度感と重さを伴って、音楽がしっかりと空間に存在するのです。
だからこそ、長時間聴いていても疲れない。しかし、決して退屈ではない。 静かに、深く、音楽そのものへと入り込ませてくれる――。
◆ さらに欲張りたくなるアンプ
もっとも、ここまで語っておきながら、実は店主がA390を聴いたのは今日が初めてです。長期間使い込んだ結果ではありません。
しかし、一聴した瞬間に「これは知っている」と感じさせるアンプというのは、実はそう多くありません。細かな音質評価以前に、
音と音のつながり
音楽の呼吸
自然な重心
響きの流れ
そうした“音楽になるための条件”を、このアンプは最初の数分で聴かせてくれました。 だからこそ、店主はさらに欲張りたくなってしまうのです。
それが、ライフサウンドが長年取り組んできた「LSチューニング」です。
一般的なオーディオチューニングのように、音色を派手に変化させたり、特定帯域を強調する方向ではありません。
私たちが目指しているのは、機器内部や筐体、各部に存在する“物質的な乱れ”を整えることで、機器を流れる信号そのものの純粋性を高めていくことです。
電気信号の中には、以下のような極めて繊細な情報が含まれています。
音楽の呼吸
響きの連続性
演奏者のニュアンス
空間の空気感
しかし現実には、振動、共振、帯電、素材固有の癖など、様々な物質的要因によって、その情報は少しずつ濁らされてしまう。
LSチューニングは、そうした“音楽を阻害している要因”を減らしていくことで、機器本来の能力をより自然な形で引き出していく試みです。
◆ 溢れる魅力と、嬉しい(?)誤算
そしてA390は、その変化に非常に敏感に応えてくれそうなアンプでした。元々持っている、
音と音の自然なつながり
音楽の流れ
密度感
ナチュラルな厚み
これらがさらに深まり、音楽がより“生き物”のように空間へ立ち上がってくる――そんな予感を強く抱かせます。
本来であれば、ここからさらに徹底的に追い込みたいところなのですが……。
実は先日導入した社有車にかなり予算を投入してしまい、現在は店主自身が身動きの取れない状態です(笑)。
しかし逆に言えば、そこまで欲張りたくなるほど、このA390には単なる「良い音」では終わらない魅力があるということ。
ELEVEN AUDIO A390は、単なる高性能オーディオ機器という枠を超え、「音楽とは何か」を真面目に考えて作られたアンプなのではないか。
久しぶりに、“音”ではなく“音楽”を聴かせてくれるアンプに出会った――そんな思いを抱かせてくれる、見事な一台でした。 拍手!!!




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