- lifesound
お客様からのご感想
再び名古屋市にお住いのKさんからご感想を頂きました。
かなりシリアスな内容も含まれていますが、音楽再生の感動が素直に表現されていますので
皆様のご参考になればとKさんからもご承諾を頂いています。
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今まで、自分はどれだけ濁った世界を生きてきたのだろうか。それはオーディオのシステムの枠に収まる気付きではなかったと思う。自分の感覚を捻じ曲げて蓋をして、納得させてきた事実を音から教えられる。コズミックチューンのスピーカーケーブルで初めて出した音を聞いた時に心から感じたことは、今までたくさんの黒いものを心に溜め込んできたこと、身体中にまだそれがたくさんあることだった。まるでアポトーシスのような、悲しい細胞を抱え込んで生きてきた自分を見つけた。初めて聴くような純粋な音によって見つかった。でもやることはそこにある気付きと救いと癒しに身を委ねるだけでよかった。これが精神世界なのか、時間と空間の次元なのか、どう認識すればいいか戸惑いはあったにせよ、とにかく広大に、自由に、あるがままに、新しさ、そこから解き放たれる喜びは言葉で尽くせなかった。自由に空を飛んでいるような、体験したことのない感覚が身体中を駆け巡った。新しく知る音、人間の叡智に似たもの、音楽を超えた音はこの世界にある救いのひとつのかたちだと形容しても過言ではない。
少しずつ時間をかけて、雷のような衝撃を紐解いていく。音楽を超えたものに触れた瞬間に、精神の奥の方にある扉が開かれたのかもしれない。いや、既に開いていたのかもしれないが、それに気付くことが出来なかっただけかもしれない。この感覚は、安堵ややっとたどり着けた、帰り道が分からなくなった家がようやく見つかったようなことに似ていて、何とか完全に夜に堕ちる前に間に合ったというものだった。毎日死にたいと思っていた自分の閉じこもっていた部屋に窓から光が差した気がした。
エージングするにつれて、身体や精神にミストのような優しい音に感じてくる。慣れ親しんだ音楽が全く新しい音となって、素粒子が身体の中に浸透していくイメージ、細胞が生まれ変わっていくようなイメージ、過去の音楽が、今自分の中で未来に描き変わる、そんな瞬間的な奇跡がずっと起き続けている。音楽を通して、ましてやスピーカーを通して、スピーカーケーブルを変えるだけで、新しい自分にすら出会えるなんて誰が思うだろうか。誰が期待するだろうか。誰が求めるだろうか。どこに新しい可能性が眠っているか分からない世界で、僕にとっては、コズミックチューンされたスピーカーケーブル、そして波動チューニングをされた510zmk2は、絶えず傷ついた何かを癒すために存在している。
・ステューデントモデルとの違い
ステューデントモデルで聞いた時は、原音再生という言葉がよく似合う、素直な出音で、音に若さがあって元気な感じをもらえるケーブルだと感じていた。
でも一度コズミックチューンを聴いてしまうと、感動のベクトルが違うように感じる。
教科書と仏典や聖書の違いのような重厚性に差があり過ぎる。
こんなに包まれてしまうのかと、驚愕すべきはずっと使い込んできたスピーカーから、聞いたこともないような音が出ているという事実である。
・波動チューニングされていない510zmk2との違い
音楽と、音楽を超えた何か、そんな違いがあるように思う。モニタースピーカーとして優秀な510zmk2が、芸術性やもっと言えば神秘性を帯びた音を出すようになる。これは、祈りだと思う。だから人間にとって本来あるべきものが、音と共に、自然と共に、ここにあるのだと感じた。
ライフサウンドさんの仕事は、類稀なるものだとまたも再認識させられた。今回特に、私の持病すら治癒の方向性に行きそうだと希望が生まれた。
本当に感謝申し上げます。
今回もありがとうございました。