大変な時間を過ごさせてもらっています
- lifesound
- 22 時間前
- 読了時間: 4分
杉林岳さんの演奏を毎日聴いている店主です。そのNaturalで音楽性溢れる演奏に飽きることはなく、時には一晩中、杉林さんの演奏を流しています。
庭の花達も嬉しいようで、元気に咲いてくれ、心を和ませてくれます。

録音状態も良く、例の問題もありません。(ライフサウンドのユーザーの皆様にはお伝えしている録音時問題)、何のストレスも無く味わう事ができます。
アシスタントも同じ状態になっています。
これは彼の演奏を心身ともに熏習されているような状態です。
心が和やかになり、ストレスもなく幸福な状態。
これは杉林症候群と言っても良いのかもしれませんね。(笑)
ピアノの調律も素晴らしいので、音の透明感が素晴らしいです。
欧州に留学された方が日本に戻り、日本の一般的な調律をされたピアノを弾くと、かなりな違和感を覚えるみたいです。
鍵盤の重さも重要で、重い鍵盤は、演奏者の故障にもつながると。
最近、ブリュートナーを学ぶためにあれこれ調べていたら、輸入元を知りました。
横山ピアノクリニックというところでした。
そして、横山さんにあれこれ伺うと、「今日、演奏会があるから聴きにきたら?」と軽くお誘いを受けてしまい、直ぐに飛んで行きました。

車を飛ばして40分ほどで到着、素敵なお店の外観
念願のブリュートナーを拝見しました。↓はフルコンサートグランド新品です。
Model1.コンサートグランドモデル。価格は1700万円は超えるとのこと。(汗)

また↓は1905年モデルのグランドピアノ(サイズは聴き忘れました。)

このモデルは様々なところにクラシックな造形があり、歴史を感じされられました。
1905年生まれといえば日露戦争が終結した明治38年です。その後、第一次世界大戦、第二次世界大戦がありました。このブリュートナーがどの様な経路で、今、日本に存在しているか分かりませんが、ピアノは重たいので、簡単には避難させられない。それで戦禍に遭うことが多い楽器です。そこに何事もなかったように存在してくていることは、奇跡のようであり、とても感動しました。
フレームの彫刻なども凝っていました。足回りも凝っていました。
この時代のブリュートナーはアリコートシステムは無いとのことでした。
モダンのモデルには当然存在していました。
すてきなアップライトモデルもありました。Model8.プロフェショナルア
ップライトピアノです。木目艶出しで450万円は超えるようです。すごい世界です!
ピアノは弾けない店主ですが、この音の素晴らしさ「欲しいな!」と思わずにはいられない影響を受けました。(笑)

横山さんから貴重なお話を伺う事でき、大変勉強になりました。また驚いた事に横山さん、超オーディオマニアでした。その点でもお話が出来、近い内にご来店されるようなことを言われていました。
怖いですね。彼はウィーン三羽烏と言われたイェルク・デームスのコンサートでピアノの調律を担当したとか! それもザルツブルグでのこと。そんな経験をされているプロフェッショナル。これまでのスピーカーでは、まともに聴けたものは無いと言われていました。(汗)
でしょうね、本物の音を知っている方ですから。ライフサウンドのオリジナルスピーカーがどの様な評価を受けるのでしょう。
そして、最近、凄い圧力を感じているのが杉林岳さんです。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ学士課程修了後、渡欧。ウィーン市立音楽芸術大学(旧ウィーン市立音楽院)リート・オラトリオ声楽コレペティション科修士課程、並びに器楽コレペティション科修士課程、室内楽科大学教育課程を首席で卒業されています。
彼の演奏中の姿を拝見していると、どこにも無駄な動きがなく、音楽にあった呼吸をされています。シューベルトの歌曲も600曲ほど弾きこなせるとか!
それだけの頭脳も持っているわけです。
「Live in Osaka」の次には、杉林貴子さんとの共演の「OPUS」をご紹介しようと考えています。そこで貴子さんにもインタビューさせていただいて、ご紹介記事を書いて校正をしてもらっていますが、的確に問題点を優しく指摘されてきます。
まるで彼のピアノのタッチのようです。
それまで学ばれ努力して来た時間とエネルギーの蓄積をもろに感じさせられてしまうことになります。
これは凄い圧力であり、本場でも鍛えられた方の凄さを学ばされている店主です。

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