笑うしかない
- lifesound
- 2 日前
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更新日:2 日前
「極みシリーズ」のケーブル群の誕生により、これまでのオーディオ再生において、超えられなかった壁を、あっさりと超えてしまいました。
さらに「Sonic Corrector」の登場によって、いわゆる“海苔波形”ではない良質な録音ソフトにおいても、驚くべき効果を発揮してくれることが判明したのです。
ではなぜ、元から録音状態が良い「非・海苔波形」のソフトで、これほどまでに効果が際立つのでしょうか。
1. 微小信号(微小な余韻・空気感)の埋もれを防ぐ
音圧が常に高く微小な情報が削られている海苔波形に対し、ダイナミックレンジが広いソフトでは、帯域外の高周波ノイズ(アンチエイリアス領域)や不要な高域歪みが減ることで、音の消え際、空間の響き、そして空気感といった繊細な微小信号がはっきりと浮かび上がってきます。
2. 位相特性とトランジェント(音の立ち上がり)の再現性
帯域外ノイズや量子化ノイズがアンプに入力されると、目に見えない超高周波の相互変調歪み(IMD)を引き起こし、音のフォーカスを曖昧にします。素直な波形のソフトほど高周波ノイズを適切に処理することで、アンプが本来の線形動作に集中できるようになり、アタック音の立ち上がりや立ち下がり(トランジェント)が驚くほどシャープかつ自然になります。
3. アナログ処理による「抜けの良さ」とエネルギー感
デジタル処理による鋭利なローパスは、時にプリリンギング等の違和感を帯びさせます。アナログドメインで素直に処理されたフィルター回路は、波形に変な補正をかけず「そのままのエネルギーバランス」で後段へ渡すため、丹念に作られた良質なソフトほど、音の質感が滑らかになり、音楽の躍動感がそのまま生きてくるのです。
音圧競争で作られたソフトの救済にとどまらず、「丹念に作られた良質なソフトの真価をどこまで引き出せるか」こそが、こうした技術の真骨頂と言えます。
この圧倒的な体験を経て、再生装置側の壁を簡単に超えてしまった時、私のなかに次なる根本的な疑問が湧き上がってきました。
「これまで聴いてきたソフトは、本当にこの音だったのだろうか?」
そのソフトが録音・マスタリングされた時代において、制作者や演奏者が聴いていた再生装置の状態は、現代の私たちが到達した環境とは全く異なります。当時の再生環境の癖や限界のなかでモニターされ、調整されて世に出た音源であるならば……果たしてその時代時代において演奏された“真の姿”は、私たちが思うように忠実に再現されてきたのでしょうか。
再生装置側の歪みやノイズを極限まで削ぎ落としたからこそ、ついに「録音された時代そのものが抱える壁」とダイレクトに向き合うことになったのです。
しかし、その音源の奥底に眠る真の演奏を解き明かし、現代に蘇らせるアプローチは、決して容易なものではありません。
ライフサウンド川越研究所のM所長とともにあれこれと考え、幾度も研究と試行錯誤を重ねてきましたが、この領域を真に使いこなすこと自体、極めて難しく、深い熟練と鋭敏な感性を要する作業が必要になります。
装置の限界を超えた先に現れた、この深遠なる音源探求の道。私たちは今、その真の姿を解き明かすための、さらなる探究をここ数ヶ月行ってきました。
特に注目したのがコンサートホールにおけるエアボリュームの影響です。そして、そこの空気中における水分が与える影響です。それが正しく含まれて録音されているのだろうか?それとも聴きやすくるすために加工されているのだろうか?ということです。
ホール感を言うものをリアルの再生されていることは、そのホールの容積に存在する空気中の水分量に影響された音を録音することでホール感も正しく出るという感が方です。当然録音が実行された気温や湿度環境も重要になります。
例として
ニューヨークのカーネギーホール(メインホールであるアイザック・スターン・オーディトリアム)の容積、および一般的な温湿度条件における空間内の水分量(水蒸気量)は以下の通りです。
カーネギーホールの容積
容積:約 24,250 m³(約 856,000 立方フィート)
座席数(2,790席)に対する1席あたりの空間容積は約 8.6 m³ であり、シンフォニーホールとして理想とされる音響設計(8〜11 m³/席)の範囲内に収まっています。
Mass Loaded Vinyl Direct
2. ホール内の空気中に含まれる水分量(計算)
コンサートホールは通常、空調(HVAC)によって室温 20〜22℃、相対湿度 40〜50% 前後に管理されます(楽器や音響の保護および観客の快適性維持のため)。 参考として、「理想的な室内管理条件」と「ニューヨークの外気平均条件」の2つのパターンで計算します。
① 標準的なホール空調管理状態(室内推奨環境)
条件: 温度 20℃ / 相対湿度 50%
飽和水蒸気量 (20℃): 約 17.3 g/m³
空気1 m³あたりの水分量: 17.3×0.50=8.65 g/m³
ホール全体(24,250 m³)の水分量:
24,250 m³×8.65 g/m³≈209,762 g≈210 kg
結論(屋内標準): ホール内にはおよそ 210 リットル(ドラム缶約1本分) の水蒸気が空気中に存在しています。
② ニューヨークの年間外気平均に近い状態(参考値)
条件: 温度 15℃ / 相対湿度 62%(NYの年間平均相対湿度は約62%)
飽和水蒸気量 (15℃): 約 12.8 g/m³
空気1 m³あたりの水分量: 12.8×0.62=7.94 g/m³
ホール全体(24,250 m³)の水分量:
24,250 m³×7.94 g/m³≈192,545 g≈193 kg
結論(外気平均相当): 外気平均に近い環境ではおよそ 193 リットル となります。
音響・環境的な補足
高域の音波(特に 2 kHz 以上)は、空気中の水蒸気によって吸収される(減衰する)特性があります。そのため、ホール内の湿度変化は音響特性(残響の伸びやトーンバランス)に直接影響を与える要因となります。


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