比較
SIMAUDIO 250iと240iを比較試聴してみました。

ボディサイズも価格も同じ。8Ω時のパワーも同じ。以前見た資料では4Ω時に240iの方が幾らか低かったように記憶しています。
240iはフロントにディスプレイがあります。
画像を見て頂くとお分かりの通り250iは極めてシンプルです。
試聴にCDプレーヤーは260Dを使いました。

比較試聴には↑のケニーGのアルバムを使いました。 このアルバムを選んだ理由ですが、特にトラック2を聴くと冬の寒さで身が縮こまっていたことを教えられ、それから
解放される喜びを与えてくれるからです。
知らぬ間に肩に力が入っているのですが、それが緩んで、春の到来を予感させてくれる
のです。
ケニーGのサックスが歪んで聴こえては肩の力は抜けませんね。

撮影のために250iと240iを重ねてみました
このSIMAUDIOをセットしてさて聴くかなとソファに座ると、オーディオ機器を
扱う喜びに包まれますね。
それだけ気合が入って作られている製品たちなので、リスナーも襟を正して聴かないとと言う気持ちになります。また演奏会が始まる前の緊張感にも似たものかもしれません。
240iはノーマルなので、内部配線材の影響がバリバリに感じられてしまいました。
またスピーカーケーブル接続端子もノーマルなのでケニーGのサックスが少しきつく感じます。
解放感は得られませんでした。
250iはフルチューニングしています。内部配線材を単線に交換、スピーカーケーブル接続端子もグレードをアップしています。
ケニーG のサックスの音が春を予感させるような解放感を与えてくれますね!
さらにサウンドステージが広くなるのでより開放された感じも増してきました。
さらに質量感ある再生になり、よりリアルです。曲を聴いているとその波動から
時間の流れに身を任せている自分に気が付きます。
くつろいでいる時間を感じることになりました。
240iもフルチューニング可能なので、それをしてあげれば250iに負けない感じになることは容易に予想が付きました。
その他としてDAコンバーターやフォノイコ(MM対応)などが付いているので、
かなりメーカーは力を入れている感じです。
まさにバーゲンプライスな製品ですね。
240iは是非ライフサウンド&クリスタルチューニングと内部配線材を交換してお使い頂ければかなり品格のあるリアルサウンドになること間違いなしです。
また250i落ち着いた端正な佇まいに風格を感じます。
機能的には240iほど多機能ではありませんが、シンプルゆえにサウンド的にもゆとりがあると思います。
何れの機種とも素晴らしい製品であることは間違いないということが今回の試聴の結論でした。
ただし240iはチューニングしてこそ真価が発揮されることでしょう。